空間認識力を高めるカラー積み木の遊び方3つ

立方体積み木は図形センスを高めてくれる知育玩具です。
色のついていない白木のものが多いですが、カラーの立方体積み木を使うことで、図形センスだけでなく空間を捉え「位置」を理解する力を高める遊び方ができます。

今回は、カラー積み木を使って空間認識力を高める遊び方を3つ、ご紹介します。

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カラー積み木を使って空間認識力を高める遊び方3つ

①同じのを作ろう


カラー積み木で親御さんが作った見本の形を見て、同じものを作らせます。

2歳児さんくらいなら、最初は積み木2・3個から始めてみましょう。

白木の積み木なら、見本と同じものを作るときは全体の形だけを見れば良いですが・・・

カラー積み木の場合、たとえ赤と青の2個の積み木を積んだだけの形でも、全体の「形」だけでなく、「上が赤、下が青」などと「色の位置」までを見ないと正しく再現できません。

なお、小さな子どもは「全体の”形”は見ていても”色”は見ていない」など、2つの要素を同時に意識することがむずかしい場合が多いです。

1つ1つの要素はしっかりと理解できていたとしても、考えなければならない要素が2つ以上組み合わさると、理解できているはずのことが途端に出来なくなってしまうことが往々にしてあるのです。

そこで、あえて「2つ以上のことを同時に意識する」必要のある遊びを意識的にさせることも大切になります。

②言われた通りに作ろう

上記①は、実物の見本を見て同じ形を作る遊びでしたが、こちらは、親御さんがあらかじめ作っておいた見本の形を見えないように隠しておき、お母さまが言葉で出す指示を聞いて、同じものを作らせます。

例えば、「まず赤の上に青を置いて」「次に、赤の右に緑を置いて」「赤の手前に黄色を置いて」など、「上・下」「左・右」「前・後」などの、位置を表す言葉を使って指示を出し、その通りに作っていきます。

見本を見て作る場合は、位置を感覚的に捉えられれば作ることができますが、言葉による指示を聞いて作る場合は、「上・下」「左・右」「前・後」など、空間認識に関わる概念をしっかりと理解していないとできません。

③問題を出してみよう

上記②のように、言葉で言われた指示どおりに作れるようになれば、次はお子さんに出題者となってもらい、指示を出してもらいましょう。
その際に、「ここ」とか「そこ」などの表現ではなく、あくまでも客観的な表現で指示を出してもらうよう注意しましょう。

説明を聞いて「位置」を理解するよりも、誰が聞いても正確に伝わる客観的な表現で位置を”伝える”ことはかなり難しくなります。

レッスンで使用しているカラー積み木はコレ!

レッスンでは、くもんの『図形キューブつみき』を使用しています。

『図形キューブつみき』は、赤・青・黄・緑・オレンジの5色×各10個、計50個の木製の積み木。
お手本のパターンカード18枚(36例)が付いています。

パターンカードを見ながら、平面的に模様を作るレベルから、前・後ろの2方向から見たときの見え方を考えて構成するところまで発展させることができます。

最後に

「位置」をしっかりと捉える空間認識力を高めるには、上記のような遊びを取り入れるだけでなく、普段の日常生活の中でも意識をすることが大切。

お母さま自身が「あそこから、アレとって~」などと指示語で会話するのではなく、「たんすのいちばん上の右から2番目の引き出しから靴下を出して」など、できるだけ空間認識に関する表現を会話に取り入れることを普段から意識しましょう。

※なお、こちらの記事では同じくカラー積み木を使って『かず』の力を高める遊び方をご紹介しています。

関連記事:「かず」の力を育てるカラー積み木の遊び方。くもん『図形キューブつみき』を使って。

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