くもんの『NEWさんかくたんぐらむ』は、「直角二等辺三角形」のピースのみを使用する図形パズルです。
くもん出版 NEW さんかくたんぐらむ 知育玩具 おもちゃ 2歳以上 KUMON
直角二等辺三角形は、2つで三角形・正方形・平行四辺形が作れる等、図形の基本となる重要な形。
つまり『NEWさんかくたんぐらむ』は、遊びながら図形の合成・分解の基本を理解することができるパズルなのです。
『NEWさんかくたんぐらむ』の対象年齢は2歳〜。
教室でも、2歳児さんクラスから『NEWさんかくたんぐらむ』を取り入れ、徐々にステップアップしながら図形認識力をやしなっていっています。
今回は、『NEW さんかくたんぐらむ』で図形認識力をやしなう5つのステップをご紹介します。
『NEWさんかくたんぐらむ』の取り組み方 5つのステップ
『NEWさんかくたんぐらむ』には、ピタッと型はめできるガイドボードのお手本が24枚と、原寸大シルエットのお手本が40例掲載されたガイドブックがついています。
使うピースは直角二等辺三角形のみですが、1ピースでできるものから8ピース使うものまで、少しずつピースの数を増やして難易度を上げていけるようになっています。
以下で、2歳児さんから始めて徐々にレベルアップしていく取り組み方をご紹介します。
①1ピース、2ピース(バラバラ)の型はめ:向きを合わせる
最初は1ピース、もしくは2ピースでもバラバラの見本から。
「1ピースだけなんて簡単すぎ!」と思われるかもしれませんが、2歳児さんくらいだと、三角形の向きを合わせて枠にはめるのはむずかしいものです。
最初は適当にピースを置いてみて、枠にはまらなかったらクルクル回して、たまたまはまったらラッキー、という感じではないでしょうか?
それが、くりかえし遊んでいるうちに、ちゃんと三角形のお山のてっぺん(90度のところ)を認識して、向きを合わせてから確信をもってボードの上に置けるようになってきます。
②2ピースの合成(型はめ)
2ピースが合わさってできた形を作ります。
さんかく2つで「ましかく」ができることは結構すぐに気がついてぱっと作れたりしますが、さんかく2つで「さんかく」はむずかしい・・・
しかし、パズルでたくさん遊ぶ中で何回も作るうちに、ぱっと作れるようになってきます。
③3~8ピースの合成(型はめ)
徐々にピースを増やして難しいお手本にチャレンジしていきます。
このようなかたちを見て、「真ん中に”ましかく”が入るな」と、さんかく2ピースでできる”ましかく”が入ることにぱっと気がつくような力、すなわち「図形感覚」が養われてきます。
④2~8ピースの合成(テキストの上)
『NEWさんかくたんぐらむ』には、型はめのボードのほかに、2~8ピースを使用したお手本40種類が掲載されたガイドブックが付属しています。
お手本は原寸大になっているので、ボードの上に作成する場合と同様、お手本の上にピースを乗せて形を作ります。
どこに三角形のピースが入るのか、分割線を意識しながらやってみましょう。
⑤2~8ピースの合成(テキストを見ながら)
④と同様テキストのお手本を見ながら、今度はお手本の上に置くのではなく、お手本を見ながら机の上に作ってみましょう。
お手本の上に置くよりも、難易度がぐっと上がります。
最後に
平面図形を見て、頭の中で分割線をイメージする感覚をやしなうには、やはり小さい時に図形パズルでたくさん遊んだ経験がモノを言います。
特に直角二等辺三角形の合成は基本なので、小さいうちからこのようなパズルでたくさん遊ばせてあげましょう。
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