「反対語」をおぼえて表現力を高めよう~『反対ことばカード』

お子さんが言葉を話し始めの頃は、もののなまえ(名詞)の語彙を増やすことを意識されてきたと思います。
言語や文章の表現力を高める次のステップでは、”もののなまえ”(名詞)と並行して”うごきことば”(動詞)や”ようすことば”(形容詞)の語彙を増やしていくことが必要になります。

”ようすことば”(形容詞)については、「はんたいことば」として、対となることばとセットにして憶えることで、その言葉の意味や使い方をより深く知ることができます。

2~3歳の子どもたちは(場合によってはもっと大きい子も)、「大きい」「長い」「高い」などの言葉を知っていて普段使っていても、「”おおきい”の反対は?」と聞くと「おおきくない」と答えたり、「”おおきい”のはんたいは”ちいさい”」は分かっても、「長い」や「高い」の反対も「ちいさい」と言ったりしがちです。

「大きい」「長い」「高い」がそれぞれどういう状態を表しているか、その認識があいまいなのですね。

既に知っていて使っている”ようすことば”も、対となる「反対ことば」を知ることで、その言葉の意味や使い方をより深く知ることにつながります。

「反対語」をおぼえて表現力を高めるのにおすすめの教材『反対ことばカード』

「はんたいことば」をセットでおぼえるのに役立つのが、こちらの『反対ことばカード』です。


銀鳥産業 反対ことばカード MA-HKC2

”おおきい⇔ちいさい”のように、対になる2枚の反対ことばのカードをつなげると、絵が完成するようになっています。
「はんたいことば」をおぼえる”、というよりは、”2枚の絵をつなげてパズルを完成させる”という感覚で取り組むことができます。

 

教室のレッスンでは、まず2枚セットうちの片方だけを何枚か集めて机に並べます。
残りのほうのカードを1枚ずつ見せながら

「”おおきい”のはんたいはなーんだ!?」

「”ながい”のはんたいはなーんだ!?」

などと問いかけ、「ちいさい」「みじかい」と反対ことばがわかれば、そのカードを探します。

ひらがなが読める子は文字を手掛かりにして探していき、まだ文字が読めない子は、

「”ながい”の反対の”みじかい”えんぴつはどれ!?」

「”おおきい”ぞうさんの反対は、”ちいさい”ネズミさんだよー。」

などと絵を手掛かりに探していき、見つかったら2枚を合わせて絵を完成させます。
このような遊びかたをすることで、ひらがなが読めなくても「はんたいことば」に親しむことができます。

最後に

言うまでもなく、幼児さんが”ようすことば”の語彙を増やすためにいちばん大事なのは、普段の生活の中でたくさんの”ようすことば”に触れること。
その上で、このような教材で遊びながら「はんたいことば」としてセットで憶える機会を作ることがポイントです。

普段、お子さんが短いえんぴつを指して「このえんぴつ、ちいさいね」などと間違った”ようすことば”を使っていたら、

「そうだね、このえんぴつは”みじかい”ね。反対に、このえんぴつは”ながい”ね。」

などと、さりげなく「ちいさい」ではなく「短い」に訂正してあげつつ、「長いー短い」の反対語をセットで意識できるように声掛けをしていくとよいですね。

銀鳥産業 反対ことばカード MA-HKC2

◆こちらの記事もよく読まれています>>>

子どもの表現力を高める遊び~「ようすことば」の連想ゲーム

関連記事

ほほ言語や文章の表現力を高めるためには、”もののなまえ”(名詞)や”うごきことば”(動詞)と合わせて、たくさんの”ようすことば”(形容詞)を獲得していくことが必要になります。 教室のレッスンでは、まず2~3歳児さんで、反対の意味の「よ[…]

「マジカルバナナ」~連想ゲームで『拡散的思考力』をやしなおう

関連記事

「マジカルバナナ」をご存知ですか? 「マジカルバナナ」とは、1990年代に日本テレビ系列で放送され、大人気を博したクイズ番組「マジカル頭脳パワー」で行われていたクイズです。 「マジカル〇〇」と、〇〇にお題となるモノを入れて、そのモノ[…]

スポンサーリンク