赤ちゃんのおもちゃの定番『コップがさね』は、3歳以降も「大小の比較」の教材として使える

赤ちゃんのおもちゃの定番『コップがさね』は、大きさのちがうカラフルな10個のコップを重ねたり積み上げたりして遊ぶことで、色や大きさの違いを認識したり、器用さをやしなってくれるおもちゃ。


コンビ コップがさね

赤ちゃん向けのおもちゃではありますが、『コップがさね』は3歳以降も「大小の比較」を学ぶ教材として活用することができます。

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『コップがさね』で大小の比較を学ぼう

赤ちゃん〜2歳位までは、自由に遊びながら自然に大小の比較を学ぶ

赤ちゃんのうちはコップを舐めたり、両手で持ってカンカンぶつけたり、親御さんが高く積んだものを倒したり・・・

自由に触れて遊びながら、五感をフルに使って視覚・聴覚・触覚などの感覚を育んでいきます。

そして、徐々に自分で積んだり重ねたりして遊ぶうちに、自然とそれぞれのコップの大きさの違いを認識して、うまく全部のコップを高く積み上げたり、全部を重ねて収めたりすることができるようになってきます。

10個ぜんぶを上に積み上げるには、まずいちばん大きいコップを置き、その上に2番目に大きいコップ、またその次に3番目に大きいコップ・・・と、「大きい順」に積み上げていくことが必要になります。

また、逆に重ねる時も同じで、いちばん大きいコップの中に、2番目に大きいコップを入れ、またその次に3番目に大きいコップ・・・と「大きい順」に重ねていかないと、すべてのコップが収まりません。

これは、こちらの記事(「大小の比較5つのステップ」)でご紹介した、「大小の比較」を理解する5つのステップのうち、

①「どっちが大きい?」(2つの比較

②「いちばん大きいのはどれ?」(3〜5個の比較

③「大きい順に並べよう」(大きさの系列化

までの段階を、遊びの中で自然に行っていることになります。

3歳〜は、意識的な働きかけでさらに次のステップへ

このように、『コップがさね』は色をおぼえたり器用さもやしないながら、自然に「大小の比較」について学べるおもちゃ。

自由に遊ばせるだけでなく、意識的にお母さまからの働きかけを行うことによって、さらに理解を深めることができます。

また3歳児さん以降も、「大小の比較」5つのステップのうちの

④「〇番目に大きいのはどれ?」(大きさの比較と順序数の理解)

⑤「〇〇より大きいのはどれ?」(大きさの相対比較)

を学ぶのに活用することができます。

10個のコップのうち、ステップ①では2個、ステップ②以降は3個から始めて徐々にコップの数を増やしていきますが、最初は大きさの違いがはっきりしているものから始めて、徐々に、大きさが近いものでくらべるようにしましょう。

(番外編)色のマッチングにも使える

『コップがさね』は大小の比較だけでなく、七田の定番の知育玩具『くまのひもとおし』を用いて色の違いを認識する”色の弁別”の取組にも使えます。

「くまのひもとおし」は赤、青、黄、緑、紫、オレンジの6色ですが、いろんな色のくまのひもおとしを混ぜたものを同じ色同士で分ける取組で、分けたくまさんを入れる容器として、同系色の『コップがさね』がぴったりです。

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最後に

「大小の比較」を教える際には、同じ形でサイズ違いがいくつか揃っているものが必要になりますが、意外とそのようなものは身近に見つからなかったりしますので、この『コップがさね』はとっても重宝します。

※関連記事:大小の比較5つのステップ

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