英語の教材も日本語の知育に使えるよ~レッスンで使っている英語のカード3種

大型書店の洋書コーナーに行くと、子ども向けの英語の教材(絵本やボードゲーム、カード、CD等)が置いてある場合があります。
子ども向けの英語スクールで教材として使われているようなものです。
私の教室には英語のクラスはないのですが、洋書コーナーで売られているような英語の教材をレッスンで使うこともあります。

当たり前ですが、英語の教材は英語で書かれているので、もじ・ことば系の取組には使えません。
しかし、かず・かたちについては問題なく使えます。
むしろ海外のものはイラストや色使いが可愛いものが多いので、レッスンに使えるものがないかは常にチェックしています。

他の記事でご紹介した知育玩具・教材の中にもそういったものがいくつかありますが、今回は、レッスンで使用している英語の教材の中から、カード形式のものについてご紹介します。

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日本語の知育のレッスンで使っている、英語のカード教材3種

 

① Numbers Go Fish Challenge Cards

『 Numbers Go Fish Challenge Cards 』は、0~12までの数字と、海の生き物のイラストが数字と同じ数だけ描かれたカード。
トランプのように「神経衰弱」や「ババぬき」で遊ぶことが出来ます。(ジョーカーのカードも入ってます。)

トレンド 英単語 カードゲーム ゴーフィッシュ 同じ数を集めよう Trend Numbers Go Fish Challenge Cards T-24

「神経衰弱」は記憶力をやしなってくれるゲームですが、小さい子の場合トランプカードで行うのはまだむずかしいです。
そのため2~3歳児さんクラスのレッスンでは「メモリーカード」とよばれる、同じイラストのカードが2枚ずつセットになったカードゲームを使って神経衰弱を行うのですが・・・

こちらの『 Numbers Go Fish Challenge Cards 』は、数字と、同じ数の絵が描かれているため、「かず」を意識しながらゲームをすることができ、且つ、トランプよりも憶えやすく扱いやすいです。

その理由は、数字ごとに描かれている絵が違うため他の数と区別がしやすいこと。
また、トランプの場合11・12・13のカードはマークの数と数字が一致しませんが、『 Numbers Go Fish Challenge Cards 』は11・12のカードにもそれぞれ数字と同じ数のイラストが描かれているため、これから数を学んでいく段階の子どもたちにはピッタリです。
また、普通トランプにはない「0」のカードがある、というのもいいですね。
「0」=何にもない、という概念も大切ですので。

②Shapes & Colors Memory Match Challenge Cards

『Shapes & Colors Memory Match Challenge Cards』は、円・楕円形・三角形・長方形・菱形・八角形・ハート型・星型の9種類の図形×3色のカードが各2枚ずつの計54枚と、ジョーカー的なカード1枚の全55枚入り。
これらのカードを使って「神経衰弱」や「ババぬき」をすることが出来ます。


トレンド 英単語 カードゲーム メモリーマッチ 同じ形や色をそろえよう Trend Shapes & Colors Memory Match Challenge Cards T-24007

上でご紹介した①『 Numbers Go Fish Challenge Cards 』では、「神経衰弱」や「ババぬき」をとおして「かず」に親しむことが出来ますが、こちらは同じく「神経衰弱」や「ババぬき」をとおしてさまざまな「かたち」にしたしむことが出来ます。

また、こちらのカードは「マッチング」や「なかまわけ」の取組にも使うことができます。
以下で、遊び方をご紹介します。

<色と形マッチング>

色と形が全く同じカードを2枚ずつ、何種類か用意して机の上にバラバラにして置き、その中から同じカードのペアを見つけます。

<同じかたちをあつめよう>

あらかじめ、3種類~4種類の形カードをそれぞれ3枚ずつ(色は全部違います)選んでおき、全部のカードをバラバラにして机の上に置きます。
バラバラのカードの中から、同じ形のものを集めて仲間分けさせます。

複数のカードの中から、同じものだけを選び出して分けるのがむずかしい場合は、「丸をあつめて」など、集める形を指示してあげましょう。
上手に出来るようなら、形の種類を増やして行いましょう。

<同じ色をあつめよう>

上記「同じかたちをあつめよう」の「色」バージョンで、3種類~4種類の形カードをそれぞれ3枚ずつ(色は全部違います)選んでおき、全部のカードをバラバラにして机の上に置きます。
バラバラのカードの中から、同じ色のものを集めて仲間分けさせます。

<観点を変えた仲間あつめ>

バラバラに並べたカードを、自分で分類基準を設定して”仲間わけ”します。
例えば、最初に”同じ形のもの”で分けたなら、次は、”色が同じもの”で分けたり、”丸のなかま”(円と楕円)や”四角のなかま”(正方形と長方形と菱形)、”三角のなかま”(正三角形)、というふうに分けることもできますね。

③Numbers,Colors,Shapes

『Numbers,Colors,Shapes 』は、3枚のカードを組み合わせると1つの絵になる絵合わせパズル。
いろいろな生き物と、その生き物の数と同じ数の数字(1~18)が描かれています。

NUMBERS. COLORS AND SHAPES (05028)/SCHOOL ZONE GAME CARDS/英語カードゲーム

パズルとして絵合わせを楽しんだ後、描かれている生き物の数を数えて数字と照らし合わせることで、”数字”の意味を理解する、つまり、具体的なものの集合と、数詞と、数字を結びつける(●●●=さん=3、がわかる)ことにつながります。

カードの裏面にも、いろんな図形と、図形の数と同じ数字が描かれていますので、どちらでも遊べます。

最後に

上でご紹介したとおり、英語の教材もモノによっては、日本語での知育に使えるものがいろいろあります。
むしろ海外メーカーのおもちゃと同様、日本の出版社やメーカーのものより色づかいや絵柄が可愛くて、子どもたちのウケが良いものも多いです。
書店の洋書コーナーには用がないのでいつもは行かない、という方も、一度のぞいてみることをオススメします。

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