「積み木の数」の数え方:間違いやすいパターンとオススメの数え方は?

小学校受験でも出題される「積み木の数」。
平面図で描かれた積み木の数がいくつあるかを数える課題ですが、見えないところにも積み木があり、それを正しく数えられるかが問われます。

積み木の数え方にもいくつか方法がありますが、子どもたちが間違えがちなパターンを踏まえて、レッスンで教えているおすすめの数え方をお伝えします。

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もちろん、ペーパー上で積み木を数える練習をする前に、実際に積み木を積んで、「隠れているところにも積み木があるんだ!」という経験をたくさんする必要があります

しかしながら、平面図に描かれたお手本を見て同じように積み木を積むことは出来ても、同じ平面図を見て積み木の数を聞いてみると、見えない積み木を数えずに・もしくは重複して数えてしまい間違った数を答える、ということもよくあります。

積み木を数えるには、ある程度のテクニックというか、コツが必要にはなってきます。

 

各幼児教室やメソッドによって、積み木の数え方にもいろいろな方法があります。

8個積んだこの形を「基本の形」として、この形よりいくつ多い・いくつ少ない、で考えるやり方や、

1個ずつ数えることはしないで、積み木を頭の中で上下・左右・前後に分割していくつかのかたまりに分け、その数を合計するやり方など様々ですが・・・

私の教室では、縦の列ごとに「何階建て」かを考えて、その列のいちばん上で、その階数分の個数を数える、というやり方をしています。

このやり方ですと、隠れている積み木のある・なしにかかわらず、その列の積み木をすべて数えることができます。

積み木1個ずつに印をつけて数えていくやり方だと、1階部分が見えていて既に数えているのにもかかわらず、実際にはない”見えない1階部分”を余分に数えてしまうことがありますので、列ごとに、いちばん上でまとめて数える方法がオススメです。

(この例だと、2列並んだ左側の2階建ての1階部分が隠れているため、右側のこの列も隠れていると勘違いしてもう1回数えてしまいがちです。)

 

背の低い列から数えるパターンと、

背の高い列から数えるパターンがありますが、

下の方が隠れていると、その積み木が何階建てなのかがぱっとわからない場合があるため、低いほう(1階建て)から数えて順に上がっていく方がわかりやすいと思います。

 

なお、この数え方は超基本パターンであり、他のメソッド(8個積んだ「基本の形」よりいくつ多い・いくつ少ない、で考えるやり方や、積み木を頭の中でに分割していくつかのかたまりに分け、その数を合計するやり方)ができるお子さんであれば、断然そちらの方が数えるスピードははやいです!

しかしながら、頭の中で立体を動かしたり、分割したりとイメージを自由に操作できるようにならないとこれらのやり方は難しかったりもしますので、私の教室ではまず基本を理解し、まずは正確にかぞえられることを重視した方法を取っています。

いずれの方法を取るにしても、まずは実際の積み木に触れ、形を作ったりばらしたりする経験をたくさんすることが大事のは言うまでもありません!

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