【おうち知育のヒント】その他

「シーソーの重さくらべ」の前に、”重さ”を体験してみよう

「重さ」は、「大きさ」や「長さ」「高さ」などと違って、目で見ることが出来ません。
手で持ってみて初めて、重さを感じることが出来ます。
なので、目で見ただけでは「重さ」を比べることはできません。
はかりで重さを量ったり、シーソーやてんびんのようなものに乗せて、比較する必要があります。

小学校受験でも出題される「シーソーの重さくらべ」は、複数のシーソーに乗せた3つ以上のものの重さの関係性から、論理的に重さの順番を考える課題です。

たとえば

【シーソー①】スイカ>リンゴ(リンゴよりスイカが重い)
【シーソー②】リンゴ>ミカン(ミカンよりリンゴが重い)

という条件であれば、スイカ>リンゴ>ミカンであることがわかるかどうか、ということです。

(スイカとミカンは直接重さくらべをしていないけれど、リンゴを仲立ちにして、スイカ>ミカンである、ということがわかるかどうか、です。)

 

このような問題に取り組む時、はじめに子どもたちに「いちばん重いのはどれ?」と聞くと、みんな「スイカ!」と即答しますが、「どうしてスイカだと思う?」と聞くと、「だってスイカがいちばん大きいから!」と答えます。

問題で示されたシーソーでどちらが下がっているか、という事実にかかわらず、見た目に分からない「重さ」というものよりも、見た目で判断しやすい「大きさ」という視覚的なものに惑わされてしまうのです。

だから、もし問題で示されているシーソーが

【シーソー①】イチゴ>リンゴ(リンゴよりもイチゴが重い)
【シーソー②】リンゴ>メロン(メロンよりもリンゴが重い)

だったとしても、同じように「いちばん重いのはどれ?」と聞くと、いちばん大きい「メロン!」と答えてしまうのです。

 

実際の”重さ”と、問題の条件として示された”重さ”は違う、ということの理解は子どもにとってはむずかしいですが・・・まず、”見た目の大きさ”と”重さ”は別で、必ずしも「大きいほうが重い」、「小さいほうが軽い」ではない、ということを理解しておくことも大事です。

そのために、綿のようにかさが大きくても軽いものもあれば、金属のように小さくても重いものがあるということを、生活の中でできるだけ体験させてあげられると良いと思います。

可能であれば同じ大きさの箱や紙袋などを複数用意して、中にそれぞれ重さの違うものを入れて重さをくらべさせ、”大きさは同じでも重さが違う”こともある、ということを体感させてあげましょう。

 

また、お買いものの時に、お母さまが頼んだものをお子さんが取ってきてカゴに入れてもらう、というのも1つの方法だと思います。
例えば、キャベツとレタスは大きさはそんなに違わないけどキャベツのほうが断然重い、とか、いろんな発見が出来そうですね。

なお、上記のような「シーソーの重さ比べ」の課題では、前提条件として、シーソーに乗せると重いほうが下がる、ということがわかっていることが必要になります。
シーソーで遊んだ経験によって「重いほうが下がる」「軽いほうが上がる」を理解していると、重さの比較の課題にもスムーズに入っていくことが出来ます。

 

「大きさ」「高さ」「長さ」「(数・量の)多さ」等に加えて「重さ」も、日常生活の中で意識して体験させてあげられるよう、ぜひ工夫してみてください。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA