ほほ言語や文章の表現力を高めるためには、”もののなまえ”(名詞)や”うごきことば”(動詞)と合わせて、たくさんの”ようすことば”(形容詞)を獲得していくことが必要になります。
教室のレッスンでは、まず2~3歳児さんで、反対の意味の「ようすことば」をセットにした「はんたいことば」に触れる機会をつくります。
さらに年少さん~年中さんクラスで、「ようすことば」を“知っている”だけでなく、“実際に使える”言葉として表現力につなげていくことを目指しています。
そのための取り組みの一つが「ようすことば」の連想ゲーム。
おうちでもカンタンにできますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
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レッスンで取り組んでいる『ようすことば』の連想ゲームとは
ゲームに使うカードを作ろう!
まず、1枚に1つ「ようすことば」を書いたカードをたくさん用意します。
白紙カードに、どんどん書いていきましょう。
”ようすことば”といってもたくさんあるので、何を書けばよいのか迷ってしまいますが・・・
教材として販売されている「反対ことばカード」には、子どもにもわかりやすく、かつ使用頻度が高いことばが選ばれているため、そういったものを参考にしても良いですね。
ちなみに、くもんの『反対ことばカード』には、以下のような”ようすことば”が記載されています。
・おおきい⇔ちいさい
・ながい⇔みじかい
・ふとい⇔ほそい
・おおい⇔すくない
・おもい⇔かるい
・あつい⇔うすい
・あたらしい⇔ふるい
・かたい⇔やわらかい
・つよい⇔よわい
・はやい⇔おそい
・たかい⇔ひくい
・ひろい⇔せまい
・とおい⇔ちかい
・ふかい⇔あさい
・あつい⇔さむい
・あかるい⇔くらい
これらに「まるい」「しかくい」などの”かたち”をあらわす言葉や、「あかい」「きいろい」などの”色”をあらわす言葉を加えてもいいですね。
※なお、くもんの『反対ことばカード』には、上記以外に
・たつ⇔すわる・ねる⇔おきる・はく⇔ぬぐ・あける⇔しめる・はいる⇔でる・いく⇔かえる・まげる⇔のばす・のる⇔おりる・あがる⇔さがる・うごく⇔とまる
・・・といった、”うごきことば”(動作をあらわすことば)の反対語も掲載されています。
ルールはかんたん!『ようすことばの連想ゲーム』の遊び方
カードができあがったら、さっそくやってみましょう!
遊び方は、とっても簡単です。
ようすことばを書いたカードを重ね、伏せて置き、上から1枚ずつめくります。
めくったカードに書かれた”ようすことば”から思いつくモノを順番に言っていき、たくさん言えたほうが勝ち、というルールです。
子どもに一方的に言わせるだけでなく、ゲーム形式にして勝負することで俄然盛り上がります!
教室では、上記のような”反対ことば”に加えて「たのしい」「むずかしい」「かわいい」「いたい」「まぶしい」「こわい」「かしこい」など、たくさんの形容詞を使ってゲームをするのですが・・・
「たのしい」→プリント、「こわい」→ママ、などなど、その子が身の回りのいろいろなモノや人をどのように捉えているのか!?が垣間見えて、なかなか楽しいですよ^^
ちなみにこの逆パターンで、絵カードを見て、その絵に描かれたものをあらわす言葉をたくさん言っていく、という遊びもレッスンでやっています。
※関連記事:「ようすをあらわすことば」を獲得して表現力を高めるには
もののようすをあらわすことば(形容詞)をたくさん知って実際に使えるようにしていくことは、表現力を高めるためには重要です。…
最後に
”ようすことば”の獲得には、普段から、気持ちや様子をあらわすことばの表現に触れさせてあげるよう日常会話の中で意識することが大切なのはもちろんですが、遊びの中でも工夫次第でたくさんの”ようすことば”を獲得することができますので、ぜひためしてみてくださいね!
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