子どもの語彙を増やすために日頃から意識したいこと

聞いたことを理解するにも、ものを考えるにも、自分の考えを伝えるにも、基本は「言葉」。
理解、記憶、思考、表現、すべての場面において「言葉」が必要になってきます。

子どもの語彙を増やすためには、絵本の読み聞かせをたくさんするなどの方法が考えられますが、その他にも、日常生活の中で日頃から意識しておきたいことがあります。

 

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子どもの語彙を増やすために日頃から意識しておきたいこと3つ

 

①もののなまえは固有名詞で言う。

お子さんが小さいうちは、語彙を増やすというと、まずは「もののなまえ」(名詞)をたくさんおぼえさせることを意識されると思います。
その際に、たとえば「お野菜」ではなく「キャベツ」「レタス」、「お魚」ではなく「さんま」「サバ」など、できるだけ固有名詞を使って会話をするよう意識するだけで、子どもが触れる言葉の数はかなり増えることになります。

その上で、キャベツやレタスは野菜の仲間、さんまやサバは魚の仲間など、それらが何の仲間かを表す“上位概念“も教えてあげられると良いですね。
「野菜」や「魚」というのは抽象的な概念で、「野菜」や「魚」というものが実際にあるわけではありません。
ゆえに、「上位概念」というものを子どもが理解するのは難しくなります。

具体的なものの名前は日常会話の中で自然におぼえられても、上位概念と下位概念の関係性については自然に理解できるようになるというよりは、意識をして教えてあげることが必要になってきます。

②指示語や単語のみで会話しない

「あそこからアレとって~」など、普段ついつい指示語を使って会話をしてしまいがち。
そこは、「たんすの上から二番目の引き出しからハンカチを取って」など、指示語を使わず正しく言うようにしましょう。
それだけで、触れる言葉の数がちがってきます。
(この場合だと“たんす““ハンカチ““引き出し“といった名詞や、“上から二番目“という、「位置」をあらわす表現も)

自分がそのように言うだけでなく子どもにもそのように言わせることによって、自分が思っていること、伝えたいことを客観的に表現するトレーニングにもなります。

また、「ハンカチ」などと単語のみで話すのではなく「ハンカチを取ってちょうだい」などと、文章の形で話すことを意識することは、正しい文章の形に触れる機会を増やし、表現力を高めることにもなります。

レッスンでも、子どもが「消しゴム!」などといってきた場合には、「消しゴムがどうしたの?」とあえて不親切な人になって、「消しゴムを忘れたので貸してください」ときちんと言えるよう促しています。(決して、強要はしませんが・・・)

③ことばを実際の体験と結びつけて理解させる

もののようすをあらわすことば(形容詞、擬音語)や感情を表現することばの語彙を増やすことは、子どもの表現力を高めるためには重要です。
しかしながら、これらの言葉を知識として知っているだけでは、本当にその意味を理解したことにはなりません。

実際に、日常生活の中でいろいろなものを見たり・聞いたり・触ったり・感じたり、さまざまな体験をしながら、その状況を表す表現を実際に聞いたり言ったりすることで言葉と感情が結びつき、真にその言葉の意味を理解することができます。

いちばん大切なのは、ベースとなる生活体験を豊かにすること。
そして普段から日常会話の中で、気持ちや様子をあらわすことばの表現になるべくたくさん触れさせてあげるよう意識することも大切ですね。

最後に

「人間は語彙の範囲でしか考えることができない」とも言われます。
それほど、たくさんの言葉を獲得することはお子さんにとって重要になってきます。

お子さんの語彙を増やすためには、上記のように日常会話の中で意識をしていくことと並行して、遊びをとおしてさらに語彙を増やしたり、理解を深めていけるとさらに良いですね。

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