年長さんが小学校の勉強につながる基礎を身につけ、学習習慣を定着させる教材として評判の『ポピっこ』あおどり。
入学直前の3月の段階で、果たしてどのくらいのレベルまで到達するのか!?気になっている方のために、今回は『あおどり』の学習面のメイン教材となる【ドリるん】3月号の内容をご紹介していきます。
※『あおどり』4月号の内容についてはこちら>>>年長さん向けポピーは「カンタンすぎ」ってホント!?ポピっこあおどり4月号の内容を検証!
※『あおどり』10月号の内容についてはこちら>>>年長さん向けポピー『あおどり』10月号、難易度レベルは4月号からどれくらい上がった?
ポピっこ『あおどり』の教材「ドリるん」、幼児期の集大成となる3月号の内容は!?
『あおどり』のメイン教材は、毎月届く【わぁくん】と【ドリるん】の2種ですが、学習面は、もじ・ことば、かず、ちえの分野の問題が掲載されたワークブック【ドリるん】が中心になります。
以下で【ドリるん】3月号の内容をご紹介していきます。
あおどり【ドリるん】3月号の学習内容:もじ
<もじ>3月号のテーマは「運筆」「文字を書く(五十音表/文)」です。
3月号でも、「もじ」はやっぱり“線がき“からスタート。
おうちの方へのアドバイスとして“作業にていねいに取り組む姿勢は、小学校の勉強で必要とされる大切な基礎となります。“と書かれています。
実際、小学校低学年のお子さんを持つお母さまから「うちの子は字がキタナイ!」「何度言っても丁寧に書けない・・・」といった嘆き(?)の声をよく聞きますが、口うるさく注意してもなかなか直らないというのが実態。
線がきも、ただ単に線をなぞって書くだけなら簡単ですが、そこを最後まで丁寧にはみださないように書く取り組み姿勢は今のうちに養っておきたいものですね。
えに あう ぶんを つくって □に かこう。
単に絵に合う文字を書くだけにとどまらず、文字を並べかえて違う文を作るという、アナグラムの問題になっています。
イラストがヒントになっていますが、むずかしい問題ですよね。
文字を並べかえると全く違う意味の文に変身する面白さが、「もじ」や「ことば」に対する興味を引き出してくれそうな、良い問題ですね。
ことばを よんで □に とったものの なまえを かいてね。
単に文字を書くだけでなく、ヒントを読んで、それが何かを考える“なぞなぞ遊び“になっています。
(例:しろくて ふわふわした メェーと なく どうぶつを とったよ。→答え:ひつじ 等)
文字書きの練習と同時にさまざまなものの属性に関する知識を深めることもできる問題です。
おうちの方へのアドバイスの欄に『おうちのかたが「とんとんたたいて音が鳴るのは何かな?」などとヒントを出して文字を書く遊びをしてみてもいいですね。』と書かれています。
逆にお子さんが出題者となってヒントを出し、おうちの方が当てる遊びをすれば、ひとつのものをさまざまな角度から見る見方をやしなうことで思考の柔軟性にもつながりますね。
あおどり【ドリるん】3月号の学習内容:ことば
<ことば>3月号のテーマは「文づくり」「文を読む」「ことば遊び」です。
□に 〇を つけてね。
文と文をつなぐ「接続詞」の問題。
もちろんこの時期には、「“逆接“とは、前の事柄から予想される結果とは逆の結果になることを示す云々・・・」などといった理屈を理解することは必要ありません。
感覚的に正しい接続詞の使い方ができること、間違った接続詞を使った時に「ん?何かヘンだな??」と違和感を感じることができることが大事。
そのためには普段の日常会話や絵本の読み聞かせなどを通して正しい助詞の使い方に親しむことが重要ですが、この問題では、間違った接続詞をあてはめて読んだ時の面白さを感じることで、接続詞の役割をより強く意識することを目的としています。
💬の ことばを よんで、あう いえに とどける ピザの シールを はってね。
「ピザやさんを でて、さいしょの かどを りんごの きの ほうに まがってね。」「うちは あおいやねで えんとつのない いえだよ。」など、指示のとおりに道を進んで、ピザを届ける家を見つけます。文の内容を正しく読み取る読解力の問題です。
また、おうちの方へのアドバイスにも書かれているように、文章を読んで、そのとおりに道をすすむことは、脳のワーキングメモリを使います。
ワーキングメモリ(作業記憶)とは、幼児ポピーを監修・指導している脳科学の篠原菊紀教授によると「作業のための記憶。何らかの知的な作業をするために、外部からの情報や記憶を一時的に記憶すること。」であり、ワーキングメモリは「考える力」や「賢さ」の基盤であると考えられています。
そのため、篠原教授が監修している「ポピっこ」あおどりには、『ワーキングメモリ』を使うことを意識した課題が多く出題されているのです。
いろんな ことばを つなげて みてね。
【ドリるん】カードをつなげて、絵の内容に合う文を作る問題です。3月号に挟み込まれている言葉カードを使います。
文を構成する練習です。文を構成する言葉を増やし、表現力を豊かにしていきます。
文の構成の基本である「〇〇が」(主語)・「〇〇している」(述語)だけでなく、「だれに」「何を」「どのように」などの修飾語も入れ、できるだけ多くのカードをつなげて文を作れるとよいですね。
あおどり【ドリるん】3月号の学習内容:かず
<かず>3月号のテーマは「ひき算の基礎」「時計」「10より大きな数」です。
かずを かぞえて □に すうじを かこう。
かずを □に かいてね。
子どもにとって、数の「ちがい(差)」という目に見えない抽象的なものを理解するのはたいへん難しいこと。小学校に入っても、「違いはいくつ」という問いと「ひき算」が結び付かないことが良くあります。
「ちがい(差)」という目に見えないものを理解するには、数の「ちがい」を視覚的にとらえることが大事です。
くらべるもの同士を1つずつ結びつけていく(1対1対応・・・1つと1つを対応させる)ことで、余ったり、足りない分が数の「ちがい」になります。
ほしい かずに なるように、クッキーの シールを はってね。
「10 より大きい数」の理解の問題です。
10以上の数を数えることはできても、「10 といくつ」で理解できていないことは多いです。
(たとえば、10個入ったりんごの箱と、あと3個、ぜんぶでいくつ?を考えるときに、「10と3だから13」と考えるのではなく、1から順番に数えないとわからない)
この問題では、10以上の数を作るのに「10とあといくつ」かを考えることで、10より大きい数が10と端数で成り立っていることを意識させます。
ただしい じこくの とけいの ほうに すすもう。
時計の読み方の問題。「ちょうど(○時)」と「30分(○時半)」の時刻が正しく読めるかの確認です。
間違ったほうに進むと行き止まりになる、迷路みたいな問題になっています。
ぶんを よんで あうように、しゃしんに シールを はろう!
長い文章の内容を読んで内容に合うシールを貼る「読解力」と、時計の読みの問題です。
あおどり【ドリるん】3月号の学習内容:ちえ
<ちえ>3月号のテーマは「総合力」。今まで【ドリるん】で扱ってきた「洞察力」「直観力」「論理力」「抽象力」「抑制力」「調整力」「空間力」などのテーマを組み合わせて構成されていて、就学前の最終月にふさわしい集大成的な内容になっています。
ひなだんの なかに まえの ぺーじと ちがう ところが 5つ あるよ。
みつけて 〇を つけてね。
わからなかったら、まえの ページをみてね。
ページの裏と表を使った間違いさがし。最初のページを記憶して次のページとの違いを見つけることで、脳のワーキングメモリを鍛える問題です。
□に あう シールを はろう。
マークがどのように変化したかを考える、「洞察力」の問題。大きさ・色・位置・数・向きなど、それぞれがどんなふうに変わったか、変化の法則を見つけます。
ことばを よんで たぬきたちが ばけた こどもに はっぱのシールを はってね。
複数の条件から答えを導きだす「論理力」の問題。文章を正確に読み取って、与えられた条件を整理する力が必要になります。
みほんと おなじに なるように、シールを かさねて はってね。
いちばん下にあるものがいちばん最初に貼ったものだとわかるかな?「空間力」の問題です。
最後に
年長さん向けの『ポピっこ』あおどりは、スタートの4月号の段階では、お子さんによっては「簡単すぎる」「物足りない」と言ってもいいレベルの難易度からスタートしますが・・・
一年で、単に「ひらがなの読み書きができる」「足し算・引き算ができる」ようになるだけでなく、一年間で身に付けたさまざまな力を活用して、総合的に考えることができるように設計されています。
だからこそ、年中さんまでは特に“おべんきょう“をしてこなかったお子さんが、年長さんから小学校入学に向けた学習準備をスタートするにピッタリの教材だと思います。
スタート段階でのお子さんの到達度によって合う合わないがあると思いますので、ご自分のお子さんにはどうかな?と迷っていらっしゃる方は、一度、無料の「おためし教材」を取り寄せて、ご自身の目で確かめてみることをオススメします!
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