リーズナブルな2歳児さん向けの通信教材、ポピーとがんばる舎すてっぷを比較。オススメはどっち!?

2歳児さんから取り組める通信教育の教材、月刊ポピー『ポピっこ』と、がんばる舎『すてっぷ』。

『ポピっこ』は月額980円、『すてっぷ』は月額950円という、どちらも市販のドリルを買うのと変わらないくらいのリーズナブルなお値段なので、この2つを比較検討される方も多いようです。

・・・では実際、どちらがオススメなのでしょうか?

結論から言いますと、「それぞれ目的がちがうので、単純に比較できない」というのが私の意見です。

りんこ
身もフタもない答えですみません・・・(汗)。

つまり、保護者の方の家庭学習に関するスタンスによって、どちらの教材が向いているのかが違ってくるのではないでしょうか。

では、『ポピっこ』と『すてっぷ』はそれぞれどんな方に向いているのか、教材の特徴を踏まえて考えてみたいと思います。

なお、それぞれの教材についてはこちらの記事でご紹介していますので、宜しければこちらもご参照くださいね。

※がんばる舎『すてっぷ』についての記事>>>月950円ってどうなの!?がんばる舎『すてっぷ』が2歳児さんの家庭学習にオススメなお値段以外の理由とは

※幼児ポピー『ポピっこ』ももちゃんについての記事>>>2・3歳向け「ポピっこ」ももちゃんの口コミ『もの足りない』はホント!?私の見解。

がんばる舎『すてっぷ』の特徴と有効な取り組み方は?

付録なし。キャラクターなし。モノクロのプリントのみのシンプルな教材

『すてっぷ』の教材は付録などは一切なく、子ども用の「問題プリント」と保護者の「解答プリント」のみ

しかも、そのプリントもモノクロで、カラフルなイラストやかわいいキャラクターなど、子どもの気を引くようなものとは無縁。
潔いほどのシンプルさかげんが特徴です。

また、内容的には生活習慣や社会性などのしつけ面や心の成長などに関するものは無く、知育的な内容に絞られている点は、通信販売の教材でありながら市販のドリル・プリントに近いと言えます。

幼児さんが身につけておきたい知育的な内容が網羅されている。

しかも、市販のドリル・プリントの多くは「もじ」「かず」「切り紙」「線がき」など、各分野ごとに分かれているのに対し、『すてっぷ』は「文字」「数」「図形」「記憶」「常識」「作業」の分野が網羅されています。

つまり『すてっぷ』の教材は、数や図形、概念(言葉)や記憶・処理能力などの各領域において、この時期に身につけておきたいこと・できるようになっておきたいことが体系化されまとめられているということが言えます。

そのような特徴を踏まえた『すてっぷ』の取り組み方としては、

●親が教材を見て、子どもがに身につけておくべき内容を体系的に知る

●それらの内容を踏まえ、おもちゃなどの具体物や生活体験をとおして学ぶことができるよう普段から働きかけたり、環境を設定する

●教材に取り組むことで、学んだ内容が理解できているかどうかを確認する

●理解できていなければ、ふたたび実体験をとおして理解をうながす

●教材の問題を解くことで知識を整理したり定着させる

このようなサイクルを作ることが大事であると言えます。

つまりもっとも重要なのは、子どもが教材に取り組む時間そのものではなく、それ以前の実体験であり、あくまでも普段の生活の中でいかに働きかけができるかが大事。

教材はそのためのママ向けの教科書であり、教材に取り組む時間は確認・定着のため、という使い方が有効です。

月刊ポピー『ポピっこ』ももちゃんの特徴と、取り組み方で大事なのは?

脳科学者が監修、「地頭力」の基盤であるワーキングメモリを鍛える。

一方、幼児ポピー『ポピっこ』ももちゃんを2歳児さんが行う目的は何でしょうか?

『ポピっこ』ももちゃんの教材は、オールカラー(シール付き)のテキストとミニ絵本。
脳科学にもとづいて「こころ(情操)」「あたま(知恵)」「からだ(運動あそび)」の各分野をバランスよく育てる内容になっています

がんばる舎『すてっぷ』が一日一枚のプリント形式になっているのに対し、『ももちゃん』のテキストはストーリー仕立てになっていて、ワークブックというよりはまるで絵本。「おべんきょう」という感じはあまりしません。

ちなみに幼児ポピーを監修しているのは脳科学の篠原菊紀教授。
篠原教授は自身の著書脳科学者が教える 子どもの地頭をよくする方法の冒頭で、

”「地頭」とは、自分が得た情報をどのように組み合わせればよいかを自分の頭で「考える力」である”

とし、地頭力の大きな要素は「ワーキングメモリ」と「やる気」であると述べています。

そのため、篠原教授が監修している月刊ポピー「ポピっこ」には、「考える力」や「賢さ」の基盤である『ワーキングメモリ』を使うことを意識した課題が多く出題されているのです。

実際に手を動かして作業する、実体験に近いワークの内容

また月刊ポピーでは、それぞれの時期に身につけておきたい概念を、写真やイラスト満載のテキストをとおして、シール貼りや切り紙など、実際に手を動かして作業をしながら身につけられるようになっています。

すなわち、普段の生活や遊びをとおして必要な概念を学ぶのに近い体験が、『ポピっこ』ももちゃんをとおして可能になるとも言えます。

さらに篠原教授は平成18年以来ずっと、ポピーをしている時の親子の脳活動を測定し、教材づくりに活かしています。
10年以上にわたる実験の結果、ポピーに取り組んでいるときの脳は、知的活動の基盤となる「前頭前野」が親子ともども強く活性化することがわかったそうです。
つまり、ポピーに取り組むことで知的能力を高めることが科学的に実証されているのです。

テキストを見ながらお子さんに語りかけたり一緒に作業をしたり、「ポピっこ」に親子で取り組む時間そのものが、幼児期に必要な概念を学ぶ体験であり、また親子の脳を鍛える重要な時間でもあるといえます。

がんばる舎『すてっぷ』と『ポピっこ』ももちゃん、オススメしたいのはこんな人

上で述べたように、がんばる舎『すてっぷ』と『ポピっこ』ももちゃんでは、教材に取り組む際の大事なポイントがそれぞれちがいます。
それを踏まえて、どんな方にオススメしたいかを以下に述べてみます。

がんばる舎『すてっぷ』をオススメしたいのはこんな人

がんばる舎『すてっぷ 』では子どもが教材に取り組む時間そのものよりも、それ以前に普段の生活の中でいかに働きかけ実体験をさせてあげられるかが大事。
教材はそのためのママ向けのテキストのようなものです。

すなわち、私ががんばる舎『すてっぷ』をオススメしたいのは、

私が がんばる舎『すてっぷ』をおすすめしたい人

ふだん、お子さんに寄り添ってあげられる時間がたっぷりある人

日常生活や遊びの中で工夫して働きかけをしてあげられる人

『ポピっこ』ももちゃんをオススメしたいのはこんな人

『ポピっこ』では親子で取り組むこと自体が脳を活性化し、また幼児期に必要な概念を半具体物をとおして体験しながら学ぶことができる重要な時間となります。
つまり『ポピっこ』ももちゃんでは、親子で教材に取り組む時間そのものが重要となります。

すなわち、私が『ポピっこ』ももちゃんをオススメしたいのは、

私が『ポピっこ』ももちゃんをおすすめしたい人

子どもの知的能力を伸ばしてあげたいけれど、どのように働きかければよいかわからない人

普段、子どもにあまり時間をかけてあげられていない人。

『ポピっこ』を定期講読することで、子どもと向き合う時間を確保したい人。

あくまで私見ですが、参考になれば幸いです。

なお、それぞれの教材のくわしい内容については別の記事でもご紹介していますが、いちど実際に無料のおためし教材を取り寄せて、ご自身の目で確かめてみることをオススメします。

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