お子さんが”ひらがな”を学ぶ第一歩となる「絵本」。書店の店頭には、さまざまなあいうえお絵本がならんでいますよね。
そんな中、教室の2歳児さんクラスで取り入れているのが、いもとようこさんの『あいうえおのえほん』。
数ある“あいうえお絵本”の中から、私がこの、いもとようこさんの『あいうえおのえほん』を選んだ理由をお伝えします。
いもとようこさんの『あいうえおのえほん』を2歳児さんのレッスンに取り入れている理由
まずは絵がかわいい。
いもとようこさんのほのぼのとしたタッチの絵が、この『あいうえおえほん』の最大の魅力。
とはいえ好みもあるので、「もっとはっきりした色使いのほうが好き」とか「シンプルでわかりやすい絵のほうがいい」という方もいらっしゃるかと思いますが・・・
子どもの食いつきの良さもさることながら、大人も見ていて癒される優しい絵は、好きな方にはたまらないですよね。
書かれている文字が大きい。
この絵本は見開きで1つのひらがなのページになっていて、左側1ページにでかでかと文字が書かれています。
この絵本自体の版型がけっこう大きいため、この字の大きさのインパクトはかなりのもの。
見ているだけで文字がインプットされて自然に憶えられそうです。
文字の書体がいい。
文字の大きさもさることながら、使われている書体(フォント)も気に入っているポイントのひとつ。
(正確な書体の名前はわかりませんが・・・)
子どもが文字を覚えたての時は、印刷物に使われている書体によって、知っている文字でも読めなかったりします。
(特に「さ」とか「ふ」なんかは書体によって全然違いますよね。)
子ども向けっぽく、丸っこくて可愛らしい書体で書かれている絵本もありますが、はじめてひらがなに触れるには、いちばん基本的な書体がわかりやすくて良いと思います。
書かれている文がほどよい。
「あひるさんが ありさんに ありがとう」「いぬさん いちごを みつけたよ いいな」など、それぞれの文字ではじまるものの名前(「あ」なら、あひる・あり)や言葉(ありがとう)が入った文は、ちょうどカルタの読み札くらいの感じ。
すぐに暗唱できそうなほどよい長さとテンポの良さで、気持ちよく読んであげられます。
筆順も書かれている。
この絵本には、それぞれの文字の筆順も記載されています。
ひらがなを書くようになってきたら、筆順はとても重要。
間違って覚えてしまうと後から直すのが大変なので、覚えはじめのうちから正しい筆順で書くように気を付けているのですが・・・
私自身あらためて「あれ?この字ってどっちが先だっけ?」とうろ覚えの字もあったりして・・・
(「も」っていう字がわからなくなりがちです・・・)
子どもに見せるというよりは自分の確認用ということで。
『あいうえおのえほん』に対応したカルタやあいうえお表も。
この『あいうえおえほん』に対応した『あいうえおかるた』や『あいうえおひょう』も販売されていて、こちらのほうも絵本と同様レッスンで使用しています。
『あいうえおかるた』は、読み札の文と絵札の絵が『あいうえおえほん』と同じものになっています。
慣れ親しんだ絵だと、かるた遊びにも楽しく取り組めますね。
まだひらがなが読めないお子さんでも、かるた遊びを楽しめます。
こちらの記事を参考にしてみてくださいね。>>>関連記事:ひらがなの練習のみならず、いろいろな知的能力が身につく遊び~「かるた」
『あいうえおひょう』は教室に貼ってあります!
最後に
今回ご紹介した『あいうえおえほん』以外にも、”あいうえお”をテーマにした絵本はたくさん。
のりものや動物、キャラクターなど・・・お子さんの好きなもの・興味のあるものを題材にした絵本なら、楽しくひらがなに親しむことができると思います。
ぜひ、お気に入りの1冊を見つけてみてくださいね!