「リンク法記憶」トレーニングで記憶力やイメージ力を高める!

お子さんの記憶力をアップさせたい、と思わない親御さんはいらっしゃらないと思います。
あらゆる学習の場面に限らず、生きていく上で記憶力が良いに越したことはありませんよね。

私が以前、講師として6年間勤めていた「七田チャイルドアカデミー」(現在は七田式教室)では、暗唱や直観像、リンク法、ペグ法などの記憶トレーニングがレッスンに取り入れられていました。

これらのさまざまな記憶トレーニングの中でも、おうちで手軽に取り組めるものとして今回は「リンク法記憶」をご紹介したいと思います。

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「リンク法記憶」とは?

“リンク法記憶“とは、たとえば「かさ」「ゾウ」「バケツ」「遊園地」「りんご」の5つの言葉を、「かさをさしたゾウが頭にバケツをのせて遊園地へ行き、りんごを食べました。」などと自由にお話を作り、そのお話を頭の中でイメージすることで順番通りに記憶する方法です。

つまり、おぼえたいものを、隣どうし鎖でどんどんつなげていく(リンクさせる)ことで、最初から最後まで順番に記憶することができます。
リンク法をマスターすれば、おぼえたいものを30個でも50個でも記憶することができてしまうのです。

 

リンク法記憶のメリット

ここまでを読んで、「実際、ものの名前を順番どおり50個とかおぼえなきゃいけないことってある??」と、疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

・・・そうですね。確かに、実生活でも勉強の場面でも、単純にものの名前だけを大量に、順番どおりにおぼえなきゃいけない場面なんて、あまり思い浮かびません。

では、このリンク法記憶をマスターしても何の役にたたないのか??というと・・・決してそういう訳ではありません。
リンク法記憶のトレーニングをすることで、どんなメリットがあるのでしょうか?

 

記憶の容量そのものを大きくする

七田の教室では、このリンク法と、ペグ法という別の記憶法を組み合わせて、円周率1000桁(!!)までおぼえる、という取組をしていました。
ちなみにペグ法のペグとは杭のこと。つまり何かにひっかけて、それを手がかりに記憶する方法のことです。

「01=ワイシャツ」「02=鬼」「03=豆」など、1から100までの数字それぞれに1つずつ、ものの名前が割り当てられています(=ペグ)。まずはこれらのペグと数字をセットでおぼえます。
その上で、おぼえたい数字のペグをお話でつなげ、たとえば円周率の小数点以下「14159265・・・」なら、「石とイチゴを持って靴をはいた婿さんが・・・」等とおぼえていきます。

「それで円周率1000桁をおぼえて何か意味があるの?」と皆さん思われることでしょうが、円周率をおぼえることが目的ではありません。
おぼえる過程を通じて記憶の手法そのものを身に付けることであったり、大量の情報を記憶することで記憶の容量を大きくすることが目的なのです。
トレーニングを通じておぼえられるものの数がどんどん増えていくということは、それだけ、一度に記憶できる量が多くなっていくということです。

 

お話づくりで文を作る練習になる

リンク法はものの名前をお話でつなげていく記憶法なので、直観像(見たものを写真を撮るように記憶に焼き付ける)と違い、言葉を介した記憶になります。その上、すべてをお話でつなげていくので、単純に単語の羅列ではなく文章のかたちにする必要があります。

たとえば「いぬ」「りんご」であれば「いぬが、りんごを食べました」などとお話にすることで、基本的なかたち(主語+述語)の整った文を作る練習にもなっているのです。

3歳くらいのお子さんですとまだまだ正しい文章のかたちでお話をするのは難しいと思いますが、リンク法のトレーニングでたくさんお話を作ることで、上手にできるようになっていきます。

 

イメージ力を高める

リンク法では、お話を作ると同時に、作ったお話を頭に思い描くことが大事になります。
おぼえるものの数が少ないうちは良くても、数が多くなってくると、お話をつくっただけでは思い出すことができません。つまり、作ったお話を映像化して頭に思い描くことが必要になります。

リンク法記憶のトレーニングは、記憶法のトレーニングであると同時にイメージ力を鍛えるトレーニングでもあるのです。

イメージ力の大切さは、アスリートが試合前に、自分の望む試合や演技の内容をイメージすることで最高のパフォーマンスを発揮する、イメージトレーニングとして一般的にも知られています。

頭に思い描いたことが潜在意識に働きかけてイメージが現実化する、というのが右脳の持つ力です。自分の思い描くものを自由にイメージできるようになることはとても重要です。

 

リンク法記憶のトレーニング方法

リンク法記憶のトレーニング方法は、簡単です。
用意するのは、さまざまな絵が描かれたカードのみ。ランダムに選んだ数枚のカードの絵をつなげてストーリーを作ります。作れたらカードを裏返して絵を隠します。
お話を思い出しながら、順番にカードにかかれたものの名前を言っていきます。

枚数はお子さんの年齢にもよりますが、3歳さんくらいなら最初は2枚からスタートするのが良いですね。
「2つくらい、わざわざお話を作らなくてもおぼえられるわ!」
・・・おっしゃるとおりですが、お話を作る、というところがポイントになりますので、まずは文章のかたちが作れるように練習していきましょう。徐々に、枚数を増やしていきます。

できるだけ、ヘンなお話(現実にはありえないような荒唐無稽なお話)を作るのがコツ。その方が記憶に残りやすくなります。

 

リンク法記憶トレーニングの教材

七田では、リンク法記憶のトレーニング用教材が販売されています。
☆七田式(しちだ)記憶トレーニング教材☆メモリーチップ1・2・3☆★

こちらは、動物、野菜、果物、乗り物、身の回りのもの等など・・・さまざまなものが描かれたチップが100枚、セットになっています。
この「メモリーチップ」のポイントは、描かれているもののバリエーションと数の多さ。
「絵が描いてあるカードなら何でもいいんでしょ!?」と思ってしまいますが、たとえば動物だけ・食べ物だけ・・・など、限られた種類のものだけのカードだと、面白いお話が作りにくく、結果として、記憶しにくくなってしまいます。

一見何の関係もなさそうなもの同士のほうが荒唐無稽な面白いお話が作れ、その結果記憶にも残りやすくなります。

また、カードの枚数が少ないと、トレーニングをするたびに同じカードが出てくるため、作るお話も似たようなものになってしまいがちです。
カードの数は多いに越したことはありません。

上記のとおり、数が多いこと・バリエーションが豊富なことの2つの条件を満たしていれば、専用の教材である「メモリーチップ」でなくとも、リンク法記憶のトレーニングに使うことができます。

たとえば、私の手持ちの教材でいくと・・・

わらべきみかのあいうえおカード(全46枚)


わらべきみかのあいうえおカード

 

こぐま会 きおくカード(全108枚)


こぐま会 きおくカード

 

こういったものもリンク法記憶のトレーニングに使えます。

 

最後に

七田式の大きな特徴のひとつである「記憶法」のトレーニングはおうちでも手軽に取り組むことができます。ぜひ取り組んでみてくださいね!

※おうちでの右脳トレーニングの取り組み方を以下の記事にまとめています。よろしければご参考になさってくださいね!

おうちで知育

七田(しちだ)式などの幼児教室で実践されている右脳教育。 左脳にはない優れた力があると言われる右脳の力を伸ばすことを目的…

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