七田(しちだ)のおすすめ教材を元チャイルドアカデミー講師が目的別にご紹介!

女優の本田望結ちゃんや、姉でフィギアスケート選手の本田真凛ちゃん、競泳の池江璃花子選手など、各分野で活躍する卒業生を輩出していることでも有名な「七田(しちだ)式」の幼児教育。

ご家庭で七田式を実践できる教材もたくさん販売されていて、「がっつり七田式を実践したい」という方でなくても、幼児さん~小学生の家庭教育に活用できるものが多くあります。

今回は、七田もと講師の私が七田のレッスンで使用していた教材から、現在も教室で使用しているものまで、おうちでの知育や家庭学習におすすめな七田の教材を目的別にご紹介したいと思います。

【七田のおすすめ教材】記憶力を高める

七田式のレッスンでは、「リンク法」や「ペグ法」などの記憶法を用いた記憶力アップの取組がたくさん取り入れられています。

その結果として「円周率1000桁」の暗唱など、信じがたいような記憶力を発揮する子どもたちがたくさんいました。

りんこ
記憶力はトレーニングで高めることができます!

おうちでも手軽に記憶力アップに取り組める教材をご紹介します。

メモリーチップ


☆七田式(しちだ)記憶トレーニング教材☆メモリーチップ1・2・3☆★

「メモリーチップ」は、“リンク法”という記憶の手法をトレーニングするための教材。

“リンク法“とは、おぼえたいものを隣同士つなげて(リンクさせて)お話を作り、そのお話をイメージすることで、最初から最後まで順番どおりに記憶する手法です。

たとえば

「かさ」「ゾウ」「バケツ」「遊園地」「りんご」

の5つの言葉を記憶するのに、

かさをさしたゾウが頭にバケツをのせて遊園地へ行き、りんごを食べました。」

などと自由にお話を作っておぼえます。

りんこ
リンク法をマスターすれば、おぼえたいものを30個でも50個でも記憶することができてしまいます。

「円周率1000桁記憶」も、この「リンク法」に「ペグ法」を組み合わせて行います。

「メモリーチップ」は、“リンク法記憶”でお話づくりをするための絵カード100枚セット。

最初は2枚から始め、少しずつ少しずつ枚数を増やしていくことで記憶の容量をどんどん大きくしていくことができます。

※「メモリーチップ」を使った“リンク法記憶”のトレーニング方法は、こちらの記事で詳しくご紹介しています>>>「リンク法記憶」トレーニングで記憶力やイメージ力を高める!

おうちで知育

お子さんの記憶力をアップさせたい、と思わない親御さんはいらっしゃらないと思います。 あらゆる学習の場面に限らず、生きてい…

右脳をきたえる ひらめきドリル


☆七田式(しちだ)プリント教材☆右脳をきたえる!ひらめきドリル☆★

「右脳をきたえる ひらめきドリル」は、よくある普通のドリル・問題集とはひとあじ違うプリント教材。

ほとんどすべての問題が目標時間1分以内となっていて、考え込むのではなくスラスラと高速で解く問題ばかりが集められています。

時間を計って集中して取り組むことで右脳に刺激を与え、「ひらめきが生まれやすい柔らかい頭にすること」を目標としたドリルです。

このドリルで伸びる力は以下の6つ。

  1. 「全体把握」対象の部分にこだわるのではなく、全体的に捉え、理解する力を高める。
  2. 「想像力」頭の中で、ものの姿や形を明確に描く力を育てる。
  3. 「直観力」比較、識別問題、高速処理により、思考に頼らない判断力を高め、インスピレーションを磨く。
  4. 「単語像認識」言葉の持つ意味に重点を置くのではなく、分解・変形された言葉の元の形を視覚的に探し出す。
  5. 「空間知覚」平面、立体の絵図を見て、空間的に構造を把握する力を高める。
  6. 「発想力」自分で考え、イメージやアイデアを自由に広げる力を育てる。

ここで言うところの「想像力」とは、目で見たものを頭の中に鮮明に思い浮かべる力のこと。

目で見たものを頭でイメージ(再現)し、それを絵や文字でアウトプットする記憶力のトレーニングになります。

学校の“おべんきょう”に直結するような知識を学ぶためのドリルではなく、学習の基礎となる右脳の力を鍛える『七田式』ならではのドリルです。

※「右脳をきたえる ひらめきドリル」の詳しい内容はこちらの記事でご紹介しています>>>家庭学習に効果的に取り入れたい七田式『右脳をきたえる ひらめきドリル』

おうちで知育

私の教室の小学生クラスでは、レッスン冒頭に、一気に集中力を高めアタマをレッスンモードに切り替えるための取組を行っています…

【七田のおすすめ教材】基礎概念を身につける

くまのひもとおし


☆七田式教材☆ くまのひもとおし☆★

七田の「くまのひもとおし」は、6色(赤、青、黄、緑、紫、オレンジ)×3サイズ(大、中、小)のくまさんにひもを通して遊ぶ、知育玩具の定番「ひもとおし」の教材。

指先の巧緻密を高め脳を活性化させてくれます。

また、それだけでなく色と大きさのバリエーションを利用して、幼児期に身につけておきたいさまざまな概念を学ぶことができます。

りんこ
教室でも2歳児さんから年長さんまで、レッスンのさまざまな場面で活用しています。

くまの大きさによってひもを通す難易度が変わるので、最初は大きいくまさんから、次は中くらい、次は小さいくまさんへと、徐々にひもとおしの難易度のレベルをあげていくこともできます。

※七田「くまのひもとおし」を使って基礎概念を学ぶ遊び方は、こちらの記事でご紹介しています>>>七田(しちだ)の超おすすめ教材「くまのひもとおし」2歳さんからの活用方法

おうちで知育

七田の「くまのひもとおし」は、指先の巧緻性を高めて脳を活性化するだけでなく、さまざまな知育に活用することができる超おすす…

【七田のおすすめ教材】ことばを育てる

言えるかな

七田式にはCD教材がたくさんあります。

子どもは、見たものを記憶する「目」からの記憶よりも、聞いたことを記憶する「耳」からの記憶が優れているためです。

りんこ
私が七田チャイルドアカデミーで講師をしていた時も、1回のレッスンで10曲くらいは歌を歌っていました!


「言えるかな」第1集・第2集は、
生活に欠かせない言葉を歌で自然におぼえることを目的としたCD教材。

五十音をはじめ濁音、拗音(ねじれた音。きゃきゅきょ等)、促音(つまる音。ちいさな“つ”)などの「もじ」や「ことば」に親しむ歌、季節の行事や十二支、月雅称などの生活に欠かせない知識に関する歌などが収録されています。

対象年齢は1~4歳となっていますが、意外と小学生でも正しく知らないことが多いような知識を歌でインプットすることができます。

例えば一日(ついたち)、二日(ふつか)・・・といった、日にちの特別な言い方は、小学生の子どもでも「ようか」って何日のこと?などわかっていないことがありますよね。

また、「おうさま」「こうえん」「おとうさん」など、『お』を伸ばして発音する「長音」のほとんどは、「お」と発音しますが表記は「う」です。
逆に、「こおろぎ」「おおかみ」など、『お』と表記する言葉のほうが例外で数が少ないので、こちらを覚えてしまうほうが早いのですが、「どっちだっけ??」とうろ覚えな場合も。

このような、いざおぼえようと思うとなかなか大変な知識を、歌をとおして楽しく耳からインプットするのがこの教材です。

『言えるかな』第1集 収録曲


☆七田式(しちだ)(絵本+CD)教材☆ 言えるかな?第1集☆★

1.動物あいうえお
2.あかさたなのうた
3.カレンダーのうた
4.一週間のうた
5.月雅称
6.二十四気のうた
7.十干のうた
8.十二支のうた
9.おおおのうた
10.早口ことば
11.位置ことば
12.東西南北
13.広さのうたこと
14.長さのうた
15.大きい足し算
16.とびとびのうた
1.動物あいうえお


「言えるかな」第2集 収録曲


☆七田式(しちだ)(絵本+CD)教材☆ 言えるかな?第2集☆★

1.いろはのうた
2.がざだばぱのうた
3.あえいうえおあお
4.ときのうた
5.てんてんこぞう
6.小さな「つ」
7.行事のうた
8.春夏秋冬
9.ようおんのうた
10.道路標識のうた
11.形のうた
12.あいさつのうた
13.おんなじ足し算
14.硬貨のうた
15.小さな数
16.大きな数

【七田のおすすめ教材】学校のお勉強で必要となる知識をおぼえる

社会科ソング・理科ソング

同じく七田のおすすめCD教材として、人気の教材が「理科ソング」「社会科ソング」。

理科・社会の5つの分野「生物」「地学」「物理・科学」「世界地理」「日本地理」の知識を歌にして、聞き流すだけで自然にインプットできる教材です。

勉強して無理やり詰め込んだ知識はすぐに忘れてしまいますが、歌は大人になっても覚えていますよね。

小さい頃に見ていたアニメの内容はすっかり忘れてしまっていても、なぜか主題歌だけはいまだにカンペキに歌えたり。

りんこ
私も七田の講師時代にレッスンで歌っていたおかげで「日本の長い川ベスト10」を1位から10位まで言えたり、歌っていた歌の内容はいまだにしっかりと記憶に残っています!


☆七田式(しちだ)教材☆ 理科ソング 生物編☆【メール便対応可】★


☆七田式(しちだ)教材☆ 理科ソング 地学編☆【メール便対応可】★


☆七田式(しちだ)教材☆ 理科ソング 物理・化学編☆【メール便対応可】★


☆七田式(しちだ)教材☆ 社会科ソング日本地理編☆【メール便対応可】★


☆七田式(しちだ)教材☆ 社会科ソング 世界地理編☆【メール便対応可】★

【七田のおすすめ教材】空間認識力をやしなう

しらきのつみき

平面図に描かれた立方体の積み木がいくつあるかを数える問題「積み木の数」は、小学校受験でも出題されます。

見えないところにある積み木を正しく数えられるようになるには、実際に積み木を積んで、「隠れているところにも積み木があるんだ!」という経験をたくさんする必要があります。

そのための学習にも必要な立方体積み木ですが、色のついていないシンプルなものは意外とあまり売られていなくて、あっても個数が少なかったりします。

その点、七田の教材「しらきのつみき」は、シンプルで手頃な大きさの白木の積み木が20個入っていますので、親御さんが見本を作って、それを見ながら同じように積む等の取組にもじゅうぶんな個数。
お手本のカードも13枚入っています。


☆七田式(しちだ)教材☆ しらきのつみき☆★

※立方体積み木を使った取組はこちらの記事でご紹介しています>>>

関連記事:「積み木の数」の数え方:間違いやすいパターンとオススメの数え方は?

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つみきプリント

 

「つみきプリント」は、積み木の個数を数える問題の他にも、積み木を積んだ形をいろんな方向から見たときにどのように見えるか?など、実物がなくても立体を頭の中でイメージできるか、理解の確認と定着のためのものです。

他にも、平面図を見て積み木を積むときのお手本として使うことも。

「しらきのつみき」にセットで入っているお手本カードをすべてクリアしてしまい、さらにお手本がほしい場合にも使えます。


☆七田式(しちだ)教材☆ つみきプリント(3冊組)☆★

【七田のおすすめ教材】「かず」の概念を身につける

百玉そろばん

幼児さんが「かず」の概念を身につけるのにピッタリの『百玉そろばん』。

目に見えない”数”という抽象的なものを、具体的に目に見えるものと結びつけてくれるツールです。

「いーち、にー、・・・」と数を唱えながら玉を動かすことで、正しい数唱の練習や、「ぜんぶでいくつ」という基数性の理解から、足し算・引き算の理解まで・・・
幅広く、「かず」の概念を学ぶことができます。

※百玉そろばんの使い方については、こちらの記事でご紹介しています>>>

関連記事:『百玉そろばん』オススメの使い方

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『百玉そろばん』は、目に見えない”数”という抽象的なものを、具体的に目に見えるものと結びつけることで、数概念の理解をうな…

関連記事:百玉そろばんを使った「繰り上がり」「繰り下がり」のやり方

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りんこ
七田のレッスンでは、先生の姿が隠れてしまうほどデカイ、インパクトのあるサイズの百玉そろばんを「バシーン、バシーン」とはじいて見せますが・・・

もちろん、家庭用に手頃なサイズのものも販売されています!


☆数字の理解力アップに☆ 七田式(しちだ) 百玉そろばん☆★

とはいうものの、私が教室で使っているのは七田の百玉そろばんではなく他メーカーのもの。

※実際にどのメーカーのものを使っているかは、こちらの記事でご紹介しています>>>『百玉そろばん』おすすめ:2歳児~小学生のレッスンで使用している3種をご紹介します。

おうちで知育

『百玉そろばん』は、実際に指で玉を動かして”数唱(数を唱える)”や”計数(数を数える)”の練習をしつつ、数の量感をつかむ…

私が他メーカーのものを使っている理由は、七田のものが他社のものよりサイズが小さくレッスンに使うには不向きなのと、カラーリングが私好みではなかったから等の理由。

お子さんの年齢や好みによって、色やサイズ感、玉が5個ずつで色分けされているか(5のかたまりを意識するため)等、どの百玉そろばんがいいかは分かれると思いますので、いろいろと比較検討してみてくださいね!

最後に

「七田式」=右脳教育というイメージが強いですが、実際には右脳教育に限らずご家庭での学習や能力アップにつかえる教材がたくさんありますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

*関連記事:七田(しちだ)のレッスンを再現しよう!おうちで右脳を鍛える取組まとめ

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