フラッシュカードの効果的なやり方と注意点を、七田もと講師の私がお伝えします!

七田式などの幼児教室で使われているフラッシュカード。
おうちでの知育にフラッシュカードを取り入れられているご家庭も多いと思いますが、正しいやり方で見せなければ、せっかくの効果が得られなくなってしまいます。

七田チャイルドアカデミー講師時代にカードフラッシュをしまくっていた私が、効果的なフラッシュカードのやり方をお伝えします。

 

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そもそもフラッシュカードの目的とは?

フラッシュカードの目的は、「右脳の力を引き出すこと」にあります。
言語を介して理解する論理・理屈の「左脳」に対し、イメージを介するひらめき・直感の「右脳」というように、右脳と左脳では、脳の働きがちがいます。

右脳は、左脳がついていけないほど高速で大量の情報に反応して動き出します。フラッシュカードを1枚1秒以下のスピードでフラッシュして見せるのはそのためです。

フラッシュカードは、カードの内容を知識としてインプットさせるのはもちろんですが、第一の目的は知識の習得ではなく右脳を活性化することなのです。

カードフラッシュをする時の注意点

 

1枚1秒以下のスピードでフラッシュする。

ここがいちばん大事なところです。左脳が追い付かないほど高速の刺激でないと右脳が働きません。

七田の教室にはじめて体験レッスンなどで来られたお母さまが、ものすごい勢いでめくられるフラッシュカードを見てぎょっとされている姿をよく見ましたが・・・

初めて見る方がちょっとひいてしまうくらいの速さが求められます。
最初はなかなか難しいと思いますが、練習あるのみです。
私も、かつて七田の教室に講師として入社した時には、はじめの1ヶ月はひたすらカードフラッシュの練習をしまくっていました!

すばやくカードフラッシュするための必須アイテムが「指サック」です。
私の講師時代は、いかにも「事務員さん」が伝票をめくるときに使っていそうな、指全体をおおうタイプのものを使っていました。

こんな感じのです↓


巻き指サック

肌が弱い先生はこの指サックのせいで手が荒れてしまったりしていましたが・・・
今は指先だけにはめるタイプの、見た目も可愛い商品がありますので便利ですね!


コクヨ 紙めくり<メクリン>

指で絵や文字が隠れないように気をつける。

カードフラッシュをする時は、カードを持つ指でカードの絵や文字が隠れてしまわないよう気をつけましょう。

右脳は見たものをそのまま捉えるので、例えばドッツカードの場合、カードを持つ指でドッツの一部が隠れていたら、読み上げられる数字と見ているドッツの数が合わないままインプットされてしまいます。

だいたいのフラッシュカードはその点を見込んで、持ちやすいようカードのふちの余白が大きく取られていますが、白紙カードを買ってフラッシュカードを手作りする場合は、この点に注意して、あまりカードの端から端までキチキチに絵や文字を入れないようにしましょう。


☆七田式(しちだ)フラッシュカード教材☆ 白紙カード(小)☆★

また自分ではそのつもりがなくても、カードを持つ指が文字や絵にかかってしまっていることもあります。
自分ではなかなか気付きづらいですが、鏡の前でフラッシュしてみると、子どもからカードがどのように見えているのかが確認できます。

取り組み全体をテンポよく行う
いくらフラッシュのスピードが速くても、ちがう種類のカードに交換する時にもたついたり変に間が空いたりすると、お子さんの集中がそこで途切れてしまいます。
カードは、見せる順番に揃えて膝の上に乗せておいたり、取りやすい位置に置いておく等、スムーズにできる方法を工夫しましょう。
とにかく、右脳の取り組みは始めから終わりまで素早くテンポよく、が鉄則です。

 

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フラッシュカードの効果的なやり方:4つのステップ

上述した注意点を踏まえた上での“効果的なフラッシュカードのやり方”とは、「年齢に合わせて適切なやり方で見せる」ことです。

3歳くらいまでの右脳が優位に働いている時期は、カードを見せてインプット(見せる・聞かせる)をメインにすればOKですが、3歳以降はアウトプット(言わせる)をすることで、インプットした内容がさらに定着します。

このように、子どもの年齢によって、フラッシュカードの見せ方にはいくつかのステップがあります。
このステップを、「七田式でフラッシュカードと言えば・・・」の定番教材『かな絵ちゃん』で説明します。


【送料無料】☆七田式(しちだ)フラッシュカード教材☆かな絵ちゃん日本語セット☆★

 

『かな絵ちゃんカード』は、表側に絵・写真、裏側に文字(そのものの名前)が書かれています。

※フラッシュカードには、『かな絵ちゃんカード』のように両面のものと、片面のみ(裏面に、表面の絵に関する説明などが書かれている場合も含めて)のものがあります。

 

フラッシュカード(かな絵ちゃん)の見せ方STEP①(0~2歳くらい)

表側の絵のみ(片面)を見せてフラッシュ。
絵を見せながら、絵の名前を読み上げます(インプット)。

フラッシュしたあと、フラッシュしたカードのうち2枚を見せて、「りんごはどっち?」「犬はどっち?」などと問いかけ選ばせる(手で正しい方を指し示させる)「どっち遊び」もやってみましょう。

“2枚のうちどちらかを選ぶ”というのも、「言葉で言う」「文字や絵でかく」のと同様に、アウトプットになります。
まだ言葉が出ない0歳〜のお子さんでもできるアウトプットの取り組みです。

フラッシュカード(かな絵ちゃん)の見せ方STEP②(2~3歳くらい)

絵・写真と文字の両側を見せてフラッシュ(絵・写真→文字)しながら文字を読み上げます(インプット)。

表面を見せたら、そのカードをすばやくひっくりかえして裏側も見せます。
この両面フラッシュは、STEP①の片面フラッシュにくらべて格段に難しくなりますが、フラッシュのスピードが遅くなったりテンポ感が狂わないように気をつけましょう!

文字の読み上げは、絵を見せている時と文字を見せている時の両方(2回)言うパターンと、文字を見せている時のみ言うパターンがあります。

フラッシュカード(かな絵ちゃん)の見せ方STEP③(3~4歳くらい)

カードを見ながら言葉を復唱させます(アウトプット)。
カードをフラッシュしながら、フラッシュする人が言葉を読み上げ、それを子どもが復唱します。

かな絵ちゃんカードであれば、両面フラッシュで表面を見せている時にフラッシュする人が言葉を言い、裏面を見せた時に子どもが復唱して言います。

見ているカードの絵・文字と、口で言う言葉のタイミングが合っていることが大事になります。

フラッシュカード(かな絵ちゃん)の見せ方STEP④(4歳くらい~)

フラッシュしたカードを見ながら、子どもに自分で言葉を言わせます(アウトプット)。
絵を見ながら言うことでことば(語彙)が育ち、文字を見ながら言うことで文字の読みの力が育ちます。

 

このように、右脳優位の時期にはひたすらインプット、左脳が働きだす年齢になったらインプット+アウトプット、というように、お子さんの年齢によってカードフラッシュの方法を変えることによって、さらに効果が上がります。

 

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フラッシュカードを選ぶ際の注意点

フラッシュカードを選ぶ際には、どんなジャンルの内容を見せるかはもちろん大事ですが、「フラッシュしやすいカードかどうか」も重要です。

「フラッシュのしやすさ」は、カードのサイズや紙質などによって変わってきます。
大きすぎたり小さすぎたりするものはフラッシュには向きません。
また、私個人としては縦向きのカードはフラッシュしにくく、横向きのほうがやりやすいですね。

カードの大きさや紙質がフラッシュに向いていないと、フラッシュのスピードが遅くなったり、途中でカードを落としてしまったりしやすくなります。
そうなると、右脳に働きかけることはできませんし、子どもの集中力も切れてしまいます。

七田から出ているフラッシュカードはフラッシュが前提なので、すべてがフラッシュに適した、フラッシュしやすいサイズ・紙質です。

※ちなみに、『かな絵ちゃんカード』を含め七田のほとんどのフラッシュカードのサイズはA5版(A4の半分のサイズ。148㎜×210㎜)となっています。

 

たとえば『くもん』の各種カードはいろんなジャンルが揃っていて、その中から必要なジャンルだけを選べるのでとても便利なのですが・・・

(その点『かな絵ちゃんカード』は最小単位が600枚で、その中にさまざまなジャンルのカードが入っているのですが、特定のジャンルだけ見せたい場合には不向き。)

『くもん』のカードはフラッシュを目的として作られていないため、とってもフラッシュしにくいのです。(カードのサイズが小さすぎ、紙が分厚すぎ)。


くだものやさいカード(1集)第2版 (くもんの生活図鑑カード)

 

『くもん』のカードは表面に絵、裏面にそのものの説明が書かれているものが多いので、子どもにゆっくり絵を見せながら、それがどんなものかを教えてあげる、というような、「知識のインプット」や「さまざまなものへの興味・関心をそだてる」といった、絵本や図鑑的な使い方が向いていると思います。

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子どもがフラッシュカードを見てくれない!原因と対策

親御さんが一生懸命カードをフラッシュしているのに「子どもがぜんぜん見てくれない・・・」という場合があります。

そんな時の、考えられる原因とその対策についてお伝えします。

お子さんが右脳モードになっていない
フラッシュカードなど右脳の取組をする時は、リラックスした状態を作って右脳回路を開くことで、取組に集中できレッスンの効果が高まります。
そのためには、取り組みをする場所の周りを片付けて、気が散るようなものを置かないようにしましょう。
また、時間がない中バタバタとあわただしく行うのではなく、できるだけ余裕がある時間帯に落ち着いて取り組むようにしましょう。
特に3歳児さん以降は、右脳よりも左脳のほうが優位にはたらくため、右脳の取組前にはプリレッスン(深呼吸、瞑想、暗示)でリラックスした状態をつくり、右脳にスイッチを入れるようにしましょう。
なお、プリレッスンの方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね>>>おうちで右脳トレーニングするなら、取組前のプリレッスンで右脳スイッチをオンにしよう!
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カードフラッシュのスピードが遅い
上で述べたとおり、右脳は高速で大量の刺激に反応します。
左脳が追い付かないほど高速の刺激でないと右脳のスイッチが入りません。
もしお子さんがカードを集中して見てくれない場合、カードフラッシュのスピードが遅すぎる可能性があります。
1枚1秒以下のスピードでフラッシュできるよう、ひたすら練習しましょう。

またフラッシュのスピードがはやくても、カードの入れ替えにもたついたりしていないか等、取り組み全体を通してテンポよく行えているか、再度見直してみましょう。

カードに飽きてしまった
毎回同じカードでフラッシュしている場合、お子さんがそのカードをもう覚えてしまっったり、飽きてしまっている場合があります。
その場合は新しいカードを用意して、新鮮な情報をインプットしてあげましょう。
白紙カードを使って、お子さんが今興味のあるものを題材にしたフラッシュカードを手作りするのも良いですね。
アウトプットを求めている
ひたすらカードをフラッシュしてインプットしていても、お子さんの年齢や発達段階によっては、インプットだけではもの足りなくなっている場合があります。
その場合は、上の『フラッシュカードの見せ方』の項目を参考に、「選ばせる」「言わせる」などのアウトプットを取り入れてみてください。
ひたすら受け身の時よりも、俄然食いついてくる場合が多いです。
親御さんの気分が安定していない
取り組みをする時に、親御さんのほうが「今日もちゃんと見てくれないかも・・・」などと、イライラしたりマイナスの気分で取り組んでいませんか?
親御さんのそのような気分はお子さんにも伝わって、ますますリラックスした状態にならず悪循環に陥ってしまいます。
親子どもども落ち着いた気分のときに取り組むようにしましょう。

以上、お子さんがカードフラッシュを見てくれない、という場合に考えられる原因とその対策についてご紹介しましたが、いろいろと工夫をしてみてもどうしても効果がない、という場合には、思い切ってフラッシュカードの取り組みはお休みして、少し間を開けてから再度取り組んでみましょう。

「かな絵ちゃん」カードを使った、カードフラッシュ以外の取り組みをこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてくださいね>>>フラッシュだけじゃない!七田の定番「かな絵ちゃん」カードの効果的な使い方。
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フラッシュカードがどうしてもうまくできない場合には。

ここまでカードフラッシュのやり方や注意点などについて述べてきましたが・・・

「自分にはできる自信がない」

「やってみたけど、うまくいかなかった・・・」

「カードフラッシュの練習をする時間なんてない」

という方も多いと思います。

その場合の手段としては、“カードフラッシュのかわりにDVDを見せる”という方法があります。

七田式の教材には、フラッシュカードがわりに見せるDVDは少ないのですが、七田式の通信教材「はっぴぃタイム」「もっとはっぴぃタイム」には毎月1枚DVDが付いており、カードフラッシュのかわりにこのDVDを視聴することで右脳を活性化し知識をインプットすることができます。

追記:現在「はっぴぃタイム」「もっとはっぴぃタイム」は販売を終了していますが、フラッシュカードや記憶などの右脳トレーニングができる学習教材をこちらの記事でご紹介していますので、よろしければご参考まで。

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最後に

フラッシュカードは右脳を活性化し、さまざまな知識をインプットすることができる知育教材ですが、ちょっとしたことで効果が半減したり、逆により良い効果が得られたりもします。
これからフラッシュカードに取り組もうとされている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

※おうちでの右脳トレーニングの取り組み方を以下の記事にまとめています。よろしければご参考になさってくださいね!

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