おうちで右脳トレーニングするなら、取組前のプリレッスンで右脳スイッチをオンにしよう!

七田式などで知られる「右脳トレーニング」と言えば、フラッシュカードや、暗唱などの記憶トレーニングが頭に浮かぶ方が多いと思いますが・・・

七田の教室では、それらの右脳トレーニングには「プリレッスン」というものがセットになっています。

おうちでフラッシュカードなどの右脳トレーニングをされる際にも、プリレッスンをすることでその後の右脳トレーニングの効果が高まりますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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右脳トレーニングにおける「プリレッスン」の内容と目的は

私が以前講師を務めていた七田チャイルドアカデミーの教室では、以下のような流れでレッスンを行っていました。

①プリレッスン(深呼吸、瞑想、暗示)

②イメージトレーニング

③当てっこ遊び(ESP)

④記憶トレーニング

⑤フラッシュカード

⑥うた

⑦プリント

⑧教材(積み木、パズルなど)

①~⑥までが右脳の取組、⑦・⑧が左脳の取組ですが、レッスン冒頭、右脳の取組前に行う①深呼吸、瞑想、暗示がプリレッスンと呼ばれるものになります。

右脳トレーニングにおける「プリレッスン」とは、レッスンの前に行うことでリラックスした状態をつくり、左脳が働く状態から、右脳へスイッチを入れるためのもの。

深呼吸・瞑想で気持ちがリラックスすると、脳からα(アルファ)波が出されて学習しやすい状態になり右脳が働きやすくなります。

また、母子同室のレッスンでは、ママがお子さんをぎゅっと抱きしめ、愛情を伝えることで落ち着いてレッスンに入る心の準備を行います。

その状態で「〇○ちゃんは今日も元気にたのしくレッスンができるよ」などと暗示の言葉を伝え、これから始まるレッスンが楽しいものになるイメージを持たせます。

おうちで右脳トレーニングする際のプリレッスンのやり方

上記で七田の教室でのプリレッスンについてご紹介しました。

ここからは、おうちで右脳トレーニングをする際にはどのようにプリレッスンをすればよいのか?についてお伝えしていきます!

1.周りの環境をととのえる

取組をはじめる前に、まずは落ち着いて取組ができるよう、取組を行う環境を整えます。

部屋が雑然と散らかっていたり、周りにおもちゃなど気になるものがあったら子どもも集中できませんので、余計なものが目に入ってこないようきちんと片づけましょう。

また脳波をα(アルファ)波の状態にすることで、リラックス且つ集中して取り組むことができます。

自然の音を取り入れたヒーリングミュージックなど、BGMを小さめの音で流すのも効果的です。

七田からも、取組のBGMにピッタリなリラクゼーションCDが販売されています。

りんこ
七田チャイルドアカデミーの教室でも、レッスン中はこのようなCDを小さな音量でずっとかけ流していましたよ。

Beluga(ベルーガ)CD

2.親子の「一体感」を味わう

取組の前に、お子さんをぎゅっと抱きしめたり手をつないだりしてスキンシップを取り、お子さんに「大好きだよ!」という気持ちをしっかり伝えます。

七田式では、親子の「一体感」という言葉がよく登場します。

りんこ
親御さんの愛情はお子さんにはちゃんと伝わっているハズ!と思われるかもしれませんが・・・

しっかりとスキンシップを取ることで親御さんの思いがよりしっかりと伝わり、お子さんは安心してリラックスした気持ちで取り組むことができます。

3.瞑想・深呼吸・暗示

以下の流れで、瞑想・深呼吸・暗示を行います。

①瞑想

目を閉じて、寝たふり(静かに落ち着いたようす)をさせます。

②呼吸(腹式呼吸)

目を閉じたまま、下の手順でいつもよりゆっくりと深い呼吸をします。

【息を吐く】
息を口からゆっくりフーっと吐きます。できるだけ長く息を吐いて、お腹をへこませます。

この時、身体中の悪いものが口からぜんぶ出ていくようなイメージをします。

【息を吸う】
鼻から静かに息を吸い込み、たぬきさんのようにおなかを大きくふくらませます。

この時、空気といっしょに身体の中に良いエネルギーが入ってくるイメージをします。

上記のように、口から吐いて鼻から吸う呼吸を3回ほどくりかえします。

③暗示

「心がとても落ち着いて、頭もすっきりしたね。」

「これからママといっしょに楽しくあてっこゲームができるよ。」

「いまから見るカードがスイスイと頭の中に入って、いつでも思い出すことができるよ」

など、これから親子でいっしょにする取り組むすべてのことが楽しく上手にできる、といったイメージをしながら暗示の言葉を言います。

りんこ
子どもにそうした状態の自分自身をイメージさせればプリレッスンは終了です!

なお3歳くらいまでの子どもは、目を閉じたり深呼吸をするのが難しいので、お母さまだけで瞑想→深呼吸を行っても大丈夫です。

お母さまが深呼吸によってリラックスし集中しやすい状態になると、お母さまの落ち着いた状態が伝わって子どももリラックスすることができます。

お母さまが抱っこしながら「ママは○○ちゃんのこと大好きよ。」などと語りかけ、頭や身体をなでてあげましょう。

この時期の子どもは自然な状態で十分右脳が働いていますので、抱っこして落ち着かせるだけでOKです。

最後に

教室でのレッスンとは違い、おうちで取組をする場合は「子どもがじっとしていなくて、プリレッスンどころじゃない・・・」という場合も多いのではないかと思います。

その場合は、お母さまがプリレッスンを行うだけでも効果があります。

普段の生活で「呼吸」に意識を向けることはあまりないと思いますが、普段よりも深くゆっくり呼吸をするだけで、心が落ち着きリラックスできる感覚を味わえると思います。

りんこ
お母さまの心の状態はお子さんにも伝わります!

お子さんと一緒が難しい場合は、ぜひお母さまだけでも「プリレッスン」をしてみてくださいね。

※なお、おうちでの右脳トレーニングの取り組み方を以下の記事にまとめていますので、よろしければご参考になさってくださいね!

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