子どもをやる気にさせる親の態度とは。親のやる気は子どもに伝わる?

子どもを持つ親御さんとしては、子どもには何事にもやる気をもって取り組んでほしいと思うのは当然のこと。
その気持ちが強いあまり、いわゆる「教育ママ」的な存在となってしまう親御さんは少なくないと思いますが、果たして、親の「やる気」は子どもにどのように影響するのでしょうか?

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親の「やる気」と子どもの「やる気」の関係

長年にわたり達成動機・モチベーション理論に関する研究を行ったアメリカの心理学者D.Ç.マクレランドが、親と子の「達成動機」についての関係を調べた研究があります。

達成動機とは、困難なことをやり遂げたり他人に勝つなどの高い目標を掲げ、困難を克服してその目標を達成しようとする動機、原動力のこと。

マクレランドは、この「達成動機」の高さによって、母親を「意欲最高群」「意欲高群」「意欲普通群」「意欲最低群」の4つに分類し、それぞれの子どもの意欲を調べました。

その結果、母親が「意欲最高群」や「意欲高群」だと逆に子どもの意欲は低く、母親が「意欲普通群」の子どもが、最も意欲が高いという結果になりました。
つまり、母親の意欲の高さと子どもの意欲の高さは比例しないということが、研究の結果わかったのです。

すなわち、子どものやる気を引き出すには、親の意欲は高すぎても低すぎても良くないということが言えます。

 

子どもの「やる気」を引き出す親の態度とは

なぜ上記のような研究結果になったのでしょうか?
母親の意欲が高すぎると、子どもに対しても期待する目標値が高くなります。
その結果、子どもに過度な要求をしてしまうため、逆に子どもの意欲が低下してしまうことにつながります。

反対に、母親の意欲が低すぎると、子どもの成功についても関心が低くなります。
その結果、子どもの意欲を引き出すような働きかけをしたり、刺激を与えることをしないため、子どもの意欲を高められないということが考えられます。

すなわち、子どものやる気を引き出すには“適度な働きかけ”が必要だということが言えます。

“適度な働きかけ”というと難しいように感じますが、大事なのは、子どもの行動に対してきちんと応えること。

自分がしたことに対して適切な反応(ほめられる等)が得られると、子どもにとっては喜びとなり、手応えを得られます。
その結果、子どもはより積極的に行動するようになります。

親の意欲(=こうしてほしい、こうなってほしい、という期待)を押し付けるのではなく、ゆとりをもって子どもを見守ること。
その上で、子どもの行動に対してきちんと反応すること。

つまり、「親に言われてイヤイヤやる」のではなく、「自分がやりたいからやる」という状況をつくる、というのが、子どもの意欲を高めるのには最も効果的な親の態度である、ということが言えそうですね。

 

最後に

親の「やる気」が高すぎる=「押し付け」でも、低すぎる=「無関心」でもダメ。
子どもが自ら行動したことに対してほめたり認めることで「次またやってみよう」という意欲につながる、良い循環を生むことが大事ですね。

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