くもんのタングラムで2歳から大人まで。図形センスをやしなう4つのステップ【くもんNEWたんぐらむ】

「タングラム」は、正方形を7つに分割したピースを組み合わせて形を作る有名なパズル。
いろんな会社からさまざまなタングラムが発売されていますが、その中でもオススメなのが、くもんの『NEWたんぐらむ』。


NEW たんぐらむ

くもんのタングラムをおすすめする理由は、『お手本の難易度レベルの幅が広く、幅広い年齢のお子さんに使えるから』。
実際、教室でも2歳児さん~年長さんクラスまでで、くもんのタングラムを取り入れています。

くもん『NEWたんぐらむ』の対象年齢は「3歳~大人まで」となっていますが、取り組み方を工夫すれば2歳児さんから遊べます。
一方で、難易度の高いお手本ははっきり言って大人でも難しいほど。
長ーく取り組めて、図形センスをやしなうことができるパズルなのです。

今回は2歳児さん~年長さんまでのレッスンで行っている、くもんのタングラムの取り組み方のステップをご紹介します。
おうちでタングラムに取り組む際の参考にしてみてくださいね!

くもんのタングラムはどんなパズル?

そもそもタングラムとは上でも述べたように、正方形を7つに分割したピースを組み合わせてさまざまな形を作るパズル。

『くもんNEWたんぐらむ』は、三角形(大・中・小)3つ、正方形1つ、平行四辺形1つ、台形2つの計7ピースになっています。

すべてのピースは、いちばん小さい三角形が基本となっていて、下のような関係になっています。

●三角形(小)×2=正方形、三角形(中)、平行四辺形、台形(小)
●三角形(小)×3=台形(小)
●三角形(小)×4=台形(大)、三角形(大)

これらのピースを使い、実際に手を動かして形を作っていくうちに、ある形が、別の形の組み合わせで出来ていることに自然に気が付きます。
パズルで遊びながら図形認識力をやしなうことができる定番の知育玩具です。

くもん『NEWたんぐらむ』の中身は、以下のとおり。

・ピース7個(木製ケース入り)
※三角形:3個(大・中・小)、正方形:1個、平行四辺形:1個、台形:2個

・ガイドボード(小)16枚

・ガイドボード(大)4枚

ガイドボード(小)は2・3・4ピースのお手本、ガイドボード(大)は5・6・7ピースのお手本になっています。

厚い紙のお手本がピースの形にくり抜かれていて、穴にはめ込むようにしてピースを置くことができるので、小さい子でもピースがお手本からズレたりすることなく取り組むことができるようになっています。

・ガイドブック 1部

ガイドブックには、ピースを上に置いて作ることができる原寸大のお手本が12パターン(5・6・7ピース)

また、実際のピースの約1/5の縮小サイズのお手本が35パターン(5・6・7ピース)掲載されています。

くもんのタングラム、取り組み方4つのステップ

①1ピースずつの型はめ:同じ形を見つける、図形の向きを合わせる(2歳~)

2歳児さんでは、ガイドボードを使って型はめをします。
ガイドボードはすべて2ピース以上のお手本ですが、2歳児さんの場合は1ピースを置いてあげて、残り1ピースを、ピースの向きを合わせてうまく置けるようにしていきましょう。

使うピースをあらかじめ渡してあげてもいいですが、たくさんのピースの中から合うものを選ばせることで、同じ図形を見つける「図形の照合」の取り組みになります。

②2ピース以上の型はめ:図形の合成(3歳~年少さん)

1ピースでうまく向きを合わせて置けるようなら、2ピース以上で図形の合成をしていきましょう。
なお、ガイドボードのお手本は、2ピース:4枚、3ピース:6枚、4ピース:4枚、5ピース:2枚、6ピース:1枚、7ピース:1枚となっています。

ピースの数をどんどん増やしていくと難しくなってしまうので、その場合は、上記①のように、あらかじめ何ピースか置いてあげて、使うピース数を減らして難易度を調整してあげましょう。

③原寸大のお手本の上で:図形の合成(年少~年中さん)

ガイドボードのお手本がすべてできるようになったら、ガイドブックに載っている、原寸大のお手本の上で作ってみましょう。

ガイドボードのお手本は、ピース数が多いものでも、どの部分にどのピースが入るかがわかりやすい形になっていますが、

ガイドブックのお手本のほうが、同じピース数であっても、どうとでも置けそうに見える、すなわち分割がむずかしい形が多いので、ぐっと難易度があがります。

④縮小見本を見ながら:図形の合成(年長さん~)

ガイドブックに掲載されている縮小のお手本は、実際のピースの約1/5の大きさになっていて、どこにどの形のピースが入るのか?を考える(分割線をイメージする)のがかなり難しくなります。

正直、お手本によっては大人でもけっこう難しいので、「あーでもない、こーでもない」と手を動かしながら試行錯誤してみましょう!

最後に

いわゆる『図形センス』を高めるためには、幼児期のうちにいかにパズルや積み木などの図形的刺激にたくさん触れたかがモノを言います。
くもんのタングラムは、使い方を工夫すれば2歳児さんくらいから大人まで取り組める、懐の深い(?)知育玩具ですので、ぜひ親子で「あーでもない、こーでもない」と取り組んでみてくださいね。

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