フラッシュだけじゃない!七田の定番「かな絵ちゃん」カードの効果的な使い方。

おうちでの右脳トレーニングに欠かせないのがフラッシュカード。
七田(しちだ)のフラッシュカードの定番が「かな絵ちゃん」です。

おうちで「かな絵ちゃん」に取り組んでいる方は多いと思いますが、単にフラッシュして見せているだけ、という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、

「おうちでフラッシュカードの取り組みをしているけど、ただフラッシュしてるだけ」

という方に、「かな絵ちゃん」を用いた知育あそびの方法をご紹介します。

七田の定番フラッシュカード「かな絵ちゃん」とは

『かな絵ちゃんカード』は、表側に絵・写真、裏側に文字(そのものの名前)が書かれたフラッシュカード。


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※裏面の文字は日本語のもの(日本語版)と英語のもの(英語版)があります。

「かな絵ちゃん」の基本的な使い方は、1枚1秒以下の高速でフラッシュして、絵や文字を見せること。
年齢に応じて、見せる(インプット)だけでなく「言わせる」(アウトプット)を取り入れます。

なお、「かな絵ちゃん」の基本的な使い方についてはこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてくださいね>>>フラッシュカードの効果的なやり方と注意点を、七田もと講師の私がお伝えします!

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「かな絵ちゃん」を使ったフラッシュ以外の取り組み

スリーヒントゲーム

「かな絵ちゃん」カードを何枚か、絵の面を上に向けて並べます。
出題者が、並んだカードの中のどれかについて3つのヒントを出し、解答者はヒントをもとに、それがどれかを当てます。

たとえば、

ヒント①それは、細長いです。

ヒント②それは、黄色いです。

ヒント③それは、くだもののなかまです。

なーんだ!!

・・・・・答えは「バナナ」です。

問題に答える(解答者)

はじめは親御さんが出題者となって問題を出し、お子さんに解答者になってもらいましょう。
解答者には、複数の情報を集約して一つの答えを導き出す「集中的思考力」が求められます。

上の問題例であれば、りんご(くだものだけど、黄色くないし、細長くない)でもなく、きゅうり(細長いけど、くだものじゃないし、黄色くもない)でもない、というように、すべての条件にあてはまるものを選ばなくてはなりません。

問題を出す(出題者)

慣れてきたら、お子さんにも問題を出してもらいましょう。
出題者には、1つのものからさまざまな角度でたくさんのことを思い浮かべる「拡散的思考力」が求められます。

あるものに関して「どんなヒントを言おうかな?」と考えるのに、色や形などの「見た目」をはじめ、味や手触り、素材、機能や用途、分類(例「動物のなかま」)など、さまざまな角度から見る必要があるためです。

「ひとつのものをいろんな側面から見る」能力は、ものごとを見る視点を変えられる能力、すなわち『思考の柔軟性』につながります

文字の面で行う

はじめは「かな絵ちゃん」カードの絵の面を用いて行い、慣れてきたら文字の面を用いてやってみましょう。

絵の面を使う場合、例えば赤い車の絵を見て「赤いです」とヒントを出すなど、必ずしも車は赤いものばかりではないにもかかわらず、カードにかかれている絵に引っ張られてヒントを出してしまいがちです。

文字の面を使用する場合、文字で書かれたものを頭の中で思い起こすことで、色や形など見た目以外の要素(味やにおい、手触り、そのものに関する経験など)にもイメージが広がりやすくなります。

そのため絵カードで行うよりも、イメージする力や、ものごとをいろんな角度から見る力を引き出すことができます。

リンク法記憶トレーニング

リンク法とは、たくさんのものを記憶するのに、そのものをつないだお話を作って順番に覚えるという記憶の手法。

例えば「りんご」「えんぴつ」「カエル」なら、「りんごにえんぴつを突き刺して、その上にカエルがいました」などとお話を作り、そのお話をイメージすることでおぼえるものを順番に記憶する手法です。

このリンク法記憶のトレーニングに、「かな絵ちゃん」カードが活用できます。

①並べた絵カードを記憶する

「かな絵ちゃん」カード(絵の面)を数枚、机の上に並べます。上記のようにお話でつなげて、順番に記憶します。
徐々に、カードの枚数を増やしていきましょう。

②フラッシュしたカードを記憶する

「かな絵ちゃん」カード(絵の面)を数枚フラッシュします。
子どもは、フラッシュされたカードを見ながらお話をつくっていき、順番に記憶します。
すべてのカードを並べておいてお話を作るよりも断然むずかしくなります。

フラッシュのスピードは、はじめはゆっくりと、だんだんスピードアップしていきましょう。
また、カードの枚数も、徐々に増やしていきましょう。

③単語(文字)をつなげて記憶する

上記①②の取り組みを、「かな絵ちゃん」カードの絵の面でなく、文字(単語)の面を用いてやってみましょう。

絵の場合はイメージがしやすいし頭に残りやすいですが、文字の場合は自分でそのものを思い起こしてイメージしなければならないため、絵の場合よりも難しくなります。(また、知らないものはイメージができないので覚えられなくなってしまいます。)

なお、リンク法記憶についてはこちらの記事でくわしくご紹介しています>>>「リンク法記憶」トレーニングで記憶力やイメージ力を高める!

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最後に

フラッシュカードの定番「かな絵ちゃん」カードは、単にフラッシュする以外にも知育の取り組みに使えます。

「今までフラッシュしかしていなかった・・・」という方は、ぜひ違う取り組みにも活用して、お子さんの脳力アップに役立ててくださいね。


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※関連記事>>>フラッシュカードの効果的なやり方と注意点を、七田もと講師の私がお伝えします!

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