4歳におすすめのドリルまとめ。年少クラスで取り入れている教材をご紹介します。

4歳児さんは、幼稚園や保育園への入園をきっかけに、おうちでのドリル・プリント学習を本格的に始めるケースも多いですよね。

しかしながら、数多ある教材の中からお子さんに必要な1冊を選び出すのは至難のワザ。

そこで今回は、私が4歳(年少)さんクラスで取り入れているおススメのドリル・プリント教材をご紹介します。

4歳さんにおすすめのドリル【もじ・ことば】

知育ドリル はじめてのおけいこ ことば 4・5・6歳


はじめてのおけいこ ことば 4・5・6歳: 総しあげ (知育ドリル)

このドリルのおすすめポイント

・4~6歳で覚えたい375語(名詞動詞・形容詞・挨拶)が学べる

・ひらがな(ことば)の読み書きから、簡単な文の読みまで学べる

・問題のバリエーションが豊富で楽しい

・わらべきみかさんのイラストがシンプルでかわいい!

・シールもたっぷり117枚付き

『知育ドリル はじめてのおけいこ ことば 4・5・6歳』は、ひらがなの読み書きの練習だけでなく、名詞(もののなまえ)・動詞(うごきことば)・形容詞(ようすことば)・挨拶の語彙を増やすこと、そして、最終的に簡単な文章が読めるところまでを目標にしています

単に言葉や文章を読んだり書いたりするだけでなく、さまざまなバリエーションの問題があって楽しく取り組めるのも特徴。

全ページにわたり、わらべきみかさんのイラストがふんだんに使われている可愛いドリルです。

りんこ
パラパラめくって眺めるだけでも絵本のようで楽しい!

絵と名前を結びつける問題

「お→に→が→→し→ま」と3回くりかえしてゴールまで進む問題

身に着けるものの名前を青、花の名前を黄色で塗ると絵が出てくる問題

「い」「か」「す」の文字を組み合わせて絵の名前を作る問題

同じ文字で始まる言葉を作る問題

しりとりになるように言葉を書く問題

文字の中から食べ物の名前を見つける問題

絵を表す言葉(はんたいことば)を書く問題

絵と動き言葉を線で結ぶ問題

「だれが」「どこで」「どうした」をつなげて文をつくる問題

なぞなぞ問題

4歳さんにおすすめのドリル【かず】

こどもちゃれんじ かず 3・4歳

 


かず【2】 3・4歳 <こどもちゃれんじ>のワーク (〈こどもちゃれんじ〉のワーク)

このドリルのおすすめポイント

・1~10までの集合数の理解と数字書きができる

・シールやはさみを用いて、手を動かして「数の合成・分解」を行える

・全頁フルカラーで、しまじろうと一緒にたのしく取り組める

『こどもちゃれんじ かず 3・4歳』は、数や量の概念をある程度理解しているお子さんが、さらに数の操作に慣れ、理解を深めることをねらいとしたドリル。

足し算・引き算の基礎となる数の合成・分解や、1~10までの集合数(数詞・数唱は100まで)、数字書きなど、シール貼りや、はさみでページを切って貼るなど、実際に手を動かして数をあつかいながら数の理解を深めていきます

学べる内容は以下のとおり。

・1対1対応(1つのものに1つを正しく割り当てる)

・1~10までの集合数・計数(数詞と実数のマッチング)

・数の分解・合成(あわせていくつ)

・数字書き(1~10)

・「大・小」、「長・短」、「高・低」、「多・少」の3者比較

・数系列(1~100)

全頁フルカラーで、約半分くらいのページに、しまじろうやみみりん、はなちゃん等が登場するので、子どもたちも楽しく取り組めるのもポイントです

算数大すきドリル


算数大すきドリル ((たしざん・ひきざん)100玉そろばん)

このドリルのおすすめポイント

・百玉そろばんの活用方法がわかる

・数量感をともないながら1年生の算数の内容を学べる

・数概念の基礎から繰り上がり・繰り下がりまで幅広く学べる

『算数大すきドリル』は、10までの数の理解から、数の分解・合成、繰り上がり・繰り下がりを含めた足し算・引き算、100までの数の理解と、小学1年生までの算数の内容を、百玉そろばんを用いて数量感をともないながら理解できるのが特徴。

幼児さんが数を理解するためのツールとして百玉そろばんをお持ちの方は多いと思いますが、「いま一つ百玉そろばんをどうやって使ったらよいかわからず活用できていない・・・」という方におすすめのドリルです。

このドリルで学べる内容は以下のとおり。

・10までのかず(集合数、数字とのマッチング、数の多少、数系列)

・数の合成・分解(5~10)

・足し算(あわせていくつ)※繰り上がりなし、繰り上がりあり

・引き算(残りはいくつ、違いはいくつ)※繰り下がりあり、繰り下がりなし

・20までのかず(10といくつ)

・100までのかず(10のまとまり)

 

りんこ
このドリルの難点は、少々お値段がお高めなことですが・・・

学べる内容が、数概念の基礎から繰り上がり・繰り下がりまでと幅広いので、就学前のお子さんから小学校低学年まで長く活用できると考えると、むしろコスパは良いと思います。

4歳さんにおすすめのドリル【めいろ】

5・6・7歳 パズルでおけいこ③ めいろ


5・6・7歳パズルでおけいこ〈3〉めいろ (5・6・7歳パズルでおけいこ 3)

このドリルのおすすめポイント

・色ぬりめいろ、立体めいろ、条件めいろなどバリエーション豊富

・お手頃な価格でコスパよし

・ノートタイプでページが開きやすく取り組みやすい

子どもたちの大すきな『めいろ』は、文字書きに必要な運筆力だけでなく、少し先を見通して進んでいく力や集中力、試行錯誤力がやしなわれる取り組み。

『5・6・7歳 パズルでおけいこ③ めいろ』は、シンプルな迷路だけでなく、

ゴールまでの道筋に色をぬると絵が出てくる「色ぬり迷路

平面を立体として捉え、階段や交差する道、トンネルなどを進んでいく「立体迷路」

決められた場所を通ってゴールまで行くなど「条件つき迷路」

などなど、いろんなタイプの迷路を楽しめます。

特に「条件めいろ」は、いきあたりばったりで進んでいくだけではなかなか条件を満たしてゴールできず、あらかじめ道順を考えてから進む必要があるため、「一部ではなく全体を見わたす力」や「先を見通す洞察力」が求められます。

基本のめいろは、最初はこれくらいのレベルから始まって、

最後のほうははこんな感じになります。

4歳さんにおすすめのドリル【ちえ】

5・6・7歳 パズルでおけいこ② まちがいさがし


5・6・7歳パズルでおけいこ〈2〉まちがいさがし (5・6・7歳パズルでおけいこ 2)

このドリルのおすすめポイント

・まちがいさがしでワーキングメモリが鍛えられる

・鏡の問題など線対称感覚が学べる問題もあり

・お手頃な値段でコスパよし

『間違い探し』は、脳科学の先生が、著書の中で”おすすめの知育教材5”の1つとしてあげているほど知育効果の高い取り組み。

その理由として、以下のように述べられています。

・『間違いさがし』をすると脳の前頭葉、頭頂葉と、主に画像的なワーキングメモリにかかわる脳の部分が活動する。

・間違いが見つかると「アハ体験」(答えがわかって「あ、なるほど」となった時に脳全体が活性化する体験)状態になる。

諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀著『脳科学者が教える 子どもの地頭をよくする方法』より

つまり間違いさがしをする時には、2つの絵を見くらべる(片方の絵を見てそれを頭に留めつつ、もう片方の絵を見る)ことでワーキングメモリが鍛えられます。

りんこ
自分で間違いを見つけられなくても、人に教えてもらったり答えを見たりして「アハ体験」となり脳が活性化するそうです。

2つの絵を見くらべて違うところを見つける「まちがいさがし」や、たくさんの絵の中から見本と同じものを見つける、または1つだけ違うものを見つける「絵さがし」は、細かな違いに気づく注意力や観察力ねばり強く探し続ける集中力などを高めてくれます。

こんな感じからスタートして・・・

 

最後の問題はこちら。

 

また、上のような基本の「まちがいさがし」や「絵さがし」に加えて、もとの絵を鏡に映した絵を見ておかしなところをさがす問題などもあります。

 

5・6・7歳 パズルでまなぼう②まちがいさがし


パズルでまなぼう2まちがいさがし (5・6・7歳 子どもの力をぐんぐん伸ばす!)

このドリルのおすすめポイント

・まちがいさがしでワーキングメモリが鍛えられる

・時間経過をふまえた間違いさがしなど、少しひねった問題もあり

・お手頃な値段でコスパよし

『パズルでまなぼう まちがいさがし』は、上でご紹介した『パズルでおけいこ まちがいさがし』と同様、まちがいさがしや絵さがしでワーキングメモリや集中力、観察力などど鍛えることができるドリル。

りんこ
ドリルの判型やお値段、内容も似ているので、どちらを選ぶか迷うところですが・・・

こちらの『パズルでまなぼう まちがいさがし』は、基本の「まちがいさがし」「絵さがし」の他、

もとの絵から時間経過した後の絵を見て、変わったところやなくなったものを見つける問題(時間が経過しているので、人物のポーズや物の位置は変わっているが、それは間違いではない)

桃太郎のお話とちがうところを見つける問題(元のお話を知らないと違いがわからない)

ブレーメンの音楽隊のあらすじを読んで、文と絵の違いを見つける

など、ちょっとひねった難しい問題もあるのが特徴です。

基本の問題は、こんな感じからスタートして、

 

最後はこんなレベルになります。

5歳さんにおすすめのドリル【全分野】

がんばる舎 すてっぷ

このドリルのおすすめポイント

・月950円で、数・言葉・記憶・図形・常識(知識)

・作業の6分野をカバー・通信教材ながら、今のお子さんにちょうどいいレベルからスタートできる

・保護者向けの解説が充実、声かけや遊びの提案のヒントがもらえる

がんばる舎のプリント教材『すてっぷ』は、上でご紹介してきた市販のドリルとは違い、毎月1回、決まった時期に、1か月分のプリントが届くスタイルの通信教材。

月950円というリーズナブルなお値段なので、市販のドリルと合わせて検討するのにおすすめです。

レベルは2歳児相当の『すてっぷ1』から6歳相当の『すてっぷ6』まで、お子さんの年齢に関係なく習熟度に合わせてどのレベルからでもスタートが可能

各すてっぷの難易度は、事前に公式サイトで教材サンプルを見て確かめることができますし、申し込んでから途中でコース変更することもできます。※『がんばる舎』公式サイトで教材サンプルを見てみたい方はこちら

また『すてっぷ』は「文字」「数」「図形」に加えて「記憶」「常識」「作業」の分野が網羅されているのもオススメのポイント。

幼児さん向けのドリル・プリントの多くは「もじ」「かず」や「切り紙」「線がき」などの作業系など、それぞれの分野で分かれています。
また「記憶」系の問題が含まれているドリル・プリントはあまりありません。

りんこ
『すてっぷ』は一冊の教材にぜんぶが含まれているんです。

実際の教材の内容は公式サイトで確かめることができるので、興味ある方はぜひ一度見てみてくださいね。

※がんばる舎『すてっぷ』公式サイト>>>能力を伸ばす幼児知育教材♪月々950円で1ヶ月からお試しOK!