くもん『図形モザイクパズル』は、図形の合成・分解から「面積」の基礎まで学べる

くもん『図形モザイクパズル』は、直角二等辺三角形と正方形のマグネットピースを使って色々な形をつくりながら、図形の合成・分解の基本が身につくパズル。

なお直角二等辺三角形は、2つで三角形・正方形・平行四辺形が作れる等、図形の基本となる形です。

今回は、くもん『図形モザイクパズル』を使って「面積」(広さくらべ)の基礎を学ぶ、おすすめの遊び方をご紹介します。

くもん『図形モザイクパズル』とは


くもん 図形モザイクパズル

『図形モザイクパズル』に入っているのは、

・直角二等辺三角形のピース:4色×各8個
・正方形のピース:4色×各4個
・・・計48個(マグネット付き)

・ガイドボードを置く盤:1枚

・ガイドボード(お手本):20枚(表裏で計40パターン)

・ガイドブック:1冊

ガイドボードにはお手本のかたちが描かれており、その隣には同じ形の枠がくりぬかれていて、お手本を見ながら、同じ配色になるように枠にはめていきます。

ちなみに、お手本はガイドボードの裏表の両面にあります。
たとえば下の写真は直角二等辺三角形3つを使って台形を作る問題。
違う色のピースを使ったパターンのお手本になっているので、三角をどのように置くかがわかりやすいですが・・・

裏面は下の写真のように同じ色になっていますので、自分で分割線をイメージして、三角がどこに、どの向きに入るかを考えなければならないので難しくなります。
(正方形1個+三角形1個を使うより、三角形3個を使えばさらに難易度が上がります。)

くもん『図形モザイクパズル』で面積の考え方を学ぶおすすめの遊び方

『図形モザイクパズル』は、ふつうに枠にはめて遊ぶだけでも図形の合成・分解が身につきますが、他にもいくつかの遊び方がある中で特におすすめしたいのが「ガイドボードで大きさ対決ゲーム」。

遊び方は、1人1枚ずつ好きなガイドボードを選び、それぞれの図形の大きさをくらべて、どちらが大きいかを答えるというもの。
大きさをくらべる際には、それぞれのボードにピースをはめて「同じ大きさのピースいくつ分」でくらべます。

これは「任意単位」といって、”基準となるものがいくつ分”という数値でくらべる比較の方法
センチメートルやメートル等、世界共通の単位を用いて比較する「普遍単位」のひとつ前段階の比較の方法です。

大きさ(広さ)を「同じ大きさのピースいくつ分」で比べればよい、という考え方がわかったとしても、実際に比較する際には、それぞれの図形をピースの形に分割することができなければ、「いくつ分」なのかがわからないので比較することができません。
「図形の分割」ができない、ということは、「図形の合成」の経験が足りない、ということでもあります。

図形の合成・分解の基本を身につけることは、面積の考え方の基礎を理解することにもつながります。
ですので、小さいうちからこの『図形モザイクパズル』のようなおもちゃで図形感覚をやしなうことが大切になります。

最後に

図形の基本となる直角二等辺三角形を使ったパズルには、同じくくもんの『NEWさんかくたんぐらむ』もあります。


くもん出版 NEW さんかくたんぐらむ 知育玩具 おもちゃ 2歳以上 KUMON

『NEWさんかくたんぐらむ』の対象年齢が2歳~なのに対して、『図形モザイクパズル』は対象年齢が4歳~。
ピースのサイズが小さく(2.5cm角)、使うピースの数も断然多くなります。

しかしながら、お手本を見ながら枠にはめるのではなく、お手本の上にそのまま置くようにすれば、2~3歳さんくらいからでもじゅうぶんに遊べます。
(ピースのサイズがかなり小さいため小さくて扱いづらくはなりますが、マグネットでボードにくっつくので子どもは好みます。)

図形の基本である直角二等辺三角形の合成に親しむよう、小さいうちからこのようなパズルでたくさん遊ばせてあげたいものですね。

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