「うごきことば(動詞)」を身につけ「主語-述語」の整った文を作る~ドイツ・リンゴプレイ社『Funny Family』

言語や文章の表現力を高めるためには「もののなまえ(名詞)」だけでなく「うごきことば(動詞)」や「ようすことば(形容詞)」の語彙を増やしていくことが必要になります。

レッスンで「うごきことば(動詞)」を身に付けるため2~3歳児さんクラスで使用しているのが、ドイツ・リンゴプレイ社の「言葉を育てるゲーム」シリーズ、『Funny Family(ゆかいな家族)』です。

スポンサーリンク

 

「言葉を育てるゲーム」シリーズ、『Funny Family(ゆかいな家族)』とは

ドイツ・ リンゴプレイ社の「言葉を育てるゲーム」シリーズ、『Funny Family(ゆかいな家族)』は、お父さん・お母さん・男の子・女の子の4人家族が、走ったり自転車に乗ったり等、いろんなことをしている絵が描かれたカード32枚を使うカードゲーム。
対象年齢は5歳位からとなっていますが、教室では2~3歳児さんクラスのレッスンで取り入れています。

小さい子の場合、動物が何かをしている絵を見て「ライオンさんは何をしているかな?」と聞いた時に「ごはんを食べている」ではなく「ごはん」、「寝ている」ではなく「ねんね」など、動詞を使わず名詞だけで答えることがあります。

お子さんが言葉を話し始めの頃は「もののなまえ(名詞)」を中心に語彙を増やすことを意識していきますが、その次のステップとして言語や文章の表現力を高めるためには「もののなまえ(名詞)」と並行して、「うごきことば(動詞)」や「ようすことば(形容詞)」の語彙を増やしていくことが必要なります。

スポンサーリンク

 

『Funny Family(ゆかいな家族)』レッスンでの取り組み方

1、絵を見て「何をしているところか」を言う

まず1枚の絵カードを見せて「何をしている」ところかを言わせます。
上で述べたように、小さい子の場合、泳いでいる絵を見て「プール」、乗馬をしている絵を見て「おうま」などと名詞のみで答えることがありますが、これを「(プールで)泳いでいる」「(おうまに)乗っている」など、うごきことば(動詞)で言えることを意識していきます。
うまく言えるようなら「お父さんが泳いでいます」など、『誰が+何をしている(主語+述語)』のかたちで言えるといいですね。

2、「誰が」ではなく「何をしている」に注目する

”誰が”ではなく”何をしている”にフォーカスして「うごきことば(動詞)」を意識する取組です。
1枚の絵カードを見せて、その絵と「同じことをしている」カードを、あらかじめ選んでおいた4枚のカードの中から選ばせます。

例えば、最初に見せたのが「木に登っている男の子」だった場合、4枚の中から「走っている男の子」ではなく「木に登っているお母さん」を選べるか、ということです。

正しく選べたら、すべてのカードについて「何をしている」ところかを言わせます。上記1と同様、出来たら「誰が・何をしている」を言うことができれば、素晴らしいですね。

3、ゲーム本来のルールにしたがって遊ぶ

上記で2つの取組をご紹介しましたが、このゲーム本来の遊び方は・・・
絵カードを各プレイヤーに同じ枚数ずつ配り、前の人が出したカードと「誰が」もしくは「何をしている」のどちらかが同じ絵カードがあれば場に出すことができ、早く手持ちのカードがなくなった人が勝ち、というもの。

(例:「自転車に乗っているお母さん」の次→「自転車に乗っているお父さん」や、「泳いでいるお母さん」なら出せる)

なお、カードを出す時には必ず「誰が」「何をしている」を言葉で正確に伝えながら出しましょう、と説明書にも書かれています。
つまり、「主語-述語」の整った文章を作るトレーニングをするのが、このゲームの本来の目的になります。

最後に

「うごきことば(動詞)」を身に付けたり「主語ー述語」の整った文章を作れるようになるには、普段の会話の中で意識をすることももちろん重要です。

しかしながら、日常会話の中では「お母さんが、歩いています。」などの、主語と述語の整った文を言う機会はあまりありませんよね。

表現力を高めるためには、上記のような遊びやゲームをとおして意識的に文章を作る機会を取り入れることも大切です。

スポンサーリンク