幼児向け通信教育はどこがいい?おすすめ教材を「学習内容」と「親の関わり度」で見ると。

小学校入学前の幼児さん(年少~年長)を対象とした通信教育の教材にはさまざまなものがあります。
お子さんの幼児教育のために通信教育を検討しているものの、いったいどの教材を選べば良いのか迷ってしまうという方は多い思います。

通信教育をどんな基準で選ぶかによってオススメは変わってきますが、今回は「学習内容」と「親の関わり度」の2つのポイントで見た場合のおすすめの教材をご紹介します。

幼児さん(年少~年長)向け通信教育を選ぶ際のポイント2つ

 

幼児さん向け通信教育を選ぶポイント①学習内容

幼児さんの通信教育を考えるに当たり、当然ですが『何を学ぶか』が最も重要です。

「小学校入学までにひらがなの読み書きを」や「簡単な足し算・引き算くらいはできるように」など、学習面での入学準備の対策として、通信教育を検討されるケースは多いと思います。

一方で、年齢相当の基礎的な学力にとどまらず、それ以上のプラスアルファの力を身に付けさせたい、という方もいらっしゃると思います。

たとえば「年齢に関係なく、できるところまでどんどん先取りで学習をすすめたい」もしくは「学校のお勉強の内容そのものというよりは、学習の土台となる思考力や記憶力、発想力などを伸ばしたい」、などですね。

以上のように、幼児さん向け通信教育で身に付けたい力は「年齢相応の基礎的な学力」なのか、それとも「基礎学力プラスアルファの力」なのか、で大きく2つに分けられます。

⚫年齢相応の基礎学力を身に付けたい場合におすすめの教材

・・・ポピっこ、ちゃれんじ、すまいるぜみ

⚫プラスアルファの力を身に付けたい場合におすすめの教材

・・・すてっぷ、もっとはっぴぃタイム、Z会

幼児さん向け通信教育を選ぶポイント②親の関わり度

子どもの家庭学習には、親御さんの関わりは必要不可欠です。
ましてや小学校入学前の幼児さんであればなおさら、家庭学習をまったくの子ども任せにすることはもちろん不可能ですが・・・

その中でも、取り組むに当たって親御さんが付きっきりでフォローしなければならない(親の関わり度が高い)教材か、それともある程度お子さんが一人で取り組める、言わば親御さんの手がかからない(親の関わり度が低い)教材かに分けることができます。

⚫親の関わり度が高い教材

・・・ポピっこ、すてっぷ、Z会

⚫親の関わり度が低い教材

・・・ちゃれんじ、すまいるぜみ、もっとはっぴぃタイム

幼児さん向け通信教育を「学習内容」×「親の関わり度」で見た場合のおすすめは。

幼児さん向けの通信教育を「学習内容」と「親の関わり度」の2つのポイントで見た場合のおすすめ教材は、以下のとおりになります。

A.年齢相応の基礎学力を身に付けたい×親の関わり度が高い

・・・ポピっこ

B.年齢相応の基礎学力を身に付けたい×親の関わり度が低い

・・・こどもちゃれんじ、すまいるぜみ 

C.プラスアルファの力を身に付けたい×親の関わり度が高い

・・・すてっぷ、Z会

D.プラスアルファの力を身に付けたい×親の関わり度が低い

・・・もっとはっぴぃタイム

以下で、それぞれの教材について見ていきたいと思います。

A.年齢相応の基礎学力を身に付けたい✕親の関わり度が高い教材


幼児ポピー「ポピっこ」

月額980円(年中さん向け「あかどり」と年長さん向け「あおどり」は1,100円)と、他社の教材に比べリーズナブルなお値段が特徴の月刊ポピー「ポピっこ」。
「ポピっこ」の教材自体、決して親御さんががっつり側についていなければできないようなものではありません。

というのも、「ポピっこ」は年長さんまでの間にムリなく小学校入学に向けて学力をつけることを目的としており、学習内容は基礎的なレベル。

また、ワークブックはお勉強感満載のドリル的なとっつきにくさは一切ナシ。
カラフルな写真やイラストいっぱいの絵本のようなテキストには付属のシールもたくさん付いていて、おべんきょうの習慣がまだあまり定着していないお子さんでも、遊びの延長線上で自ら進んで取り組みたくなるような内容になっています。

ならば、なぜ「親の関わり度が高い」教材に分類されるのか?
それは『ポピっこ』が、親子で取り組む時間そのものを大切にした教材だからです。

幼児ポピーを監修している脳科学の篠原菊紀教授は、平成18年以来ずっとポピーをしている時の親子の脳活動を測定し、教材づくりに活かしています。
10年以上にわたる実験の結果、ポピーに取り組んでいるときの脳は、知的活動の基盤となる「前頭前野」が、親と子の双方で強く活性化することがわかったそうです。

テキストを見ながらお子さんに語りかけたり一緒に作業をしたり、「ポピっこ」に親子で取り組む時間そのものが、幼児期に必要な概念を学ぶ体験であり、かつ親子の脳を鍛える重要な時間でもあるといえます。

すなわち『ポピっこ』はお子さんに任せっきりにするのではなく、しっかりと親子の時間を取って一緒に取り組むことで、学習効果が最大限に発揮できる教材である、ということが言えるのです。

※幼児ポピー「ポピっこ」の詳しい内容はこちら>>>2歳~年長さんまで対応の家庭学習教材【月刊ポピー】。今なら無料見本プレゼント



※月間ポピー『ポピっこ』に関する記事一覧はこちら>>>

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B.年齢相応の基礎学力を身に付けたい✕親の関わり度が低い教材


すまいるぜみ 幼児コース

スマイルゼミは2012年12月、日本で初めて「タブレットだけで学ぶ通信教育」としてスタートし、イード・アワード2018「通信教育」小学生タブレットにおいて最優秀賞を受賞した教材。
そんなスマイルゼミの幼児版として2018年12月に新登場したのが『すまいるぜみ 幼児コース』。

小学校入学までに学んでおきたい10分野(ひらがな、カタカナ、ことば、かず、かたち、とけい、ちえ、せいかつ、しぜん、えいご)の教材が毎月20~25講座配信されるシステムです。

『すまいるぜみ 幼児コース』を含め、親御さんがつきっきりでなくともお子さんだけで学習をすすめられることが、タブレット学習の最大のメリット

まずタブレットが問題や答え、アドバイスを読み上げてくれるので、まだ文字が読めない子どもでも一人で学習を進めることが可能に。
また答え終わったらすぐ自動的に丸つけをしてくれるので、親御さんの手をわずらわせることなく、またお子さんの集中力を途切れさせることもありません。

加えて、幼児さんにこそタブレット学習をおすすめしたい最大のポイントは、お子さん一人でも、書き順も含めて正しいひらがなを習得できるようになっていること。

小学校入学前で、これからひらがなを学んでいく段階のお子さんにとって、正しい書き順の習得はとっても大切。
というのも、一度間違った書き順がクセづいてしまうと、後から修正するのは大変だからです。
その点『すまいるぜみ』なら、親御さんがずっと側について、お子さんの書き順をチェックしなくてもいいので安心です。

その上『すまいるぜみ』の専用タブレットは、ノートと同じサイズで学べる10.1インチの大画面で、学校教材として使われているものと同じ最高グレードのものを使用。

また学習専用に開発したデジタイザーペンで、細かい文字も鉛筆と同じ感覚で書けるので、まるで「ノートと鉛筆」で学習しているのと同じ感覚で学ぶことができます。

これから文字を習得していく時期の幼児さんであれば、しっかりと“書く”力を身に付けさせたいと思うのが親心。
その点タブレットってどうなのかな?とやや不安に感じられる方も多いかと思いますが、そんな心配を払しょくしてくれる教材が「すまいるぜみ」です。

※「すまいるぜみ 幼児コース」の詳しい内容はこちら>>>◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】


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C.プラスアルファの力を身に付けたい×親の関わり度が高い教材


Z会 幼児コース

“「あと伸び力」をいま身につける。”がコンセプトの『Z会 幼児コース』。
顧客満足度調査「イード・アワード」の通信教育 幼児部門で、2016年~2018年の3年連続で『教材がよい通信教育』に選ばれています。

『Z会 幼児コース』のメイン教材は、「かんがえるちからワーク」と「ぺあぜっと」の2つ。

「かんがえるちからワーク」は、発達段階に応じて、小学校入学までに必要な基礎学力を無理なくやしなうことを目的とした教材。
文字・数をはじめ図形、論理、自然科学などの幅広い領域から出題されますが、問題のレベルは決して高くなく、問題数も毎月24~30問とボリュームも少な目。
“あえて”与えすぎず、「ぜんぶできた!」という達成感から「もっと学びたい」という意欲を引き出す構成になっています。

『Z会 幼児コース』の特色は、親子で取り組む体験教材「ぺあぜっと」
「ことば」「数・形・論理」「自然・環境」「生活・自立」「表現・身体活動」の5つの領域で、身近なものを使った実験や工作、観察など、“体験”をとおして、さまざまなものへの興味や好奇心を育むことを目的とした、他の通信教育にはない教材です。

年少~年長さんまでの「ぺあぜっと」の体験課題の例を、いくつかピックアップしてみます。

<観察>・春の花探し、影で遊ぶ、冬野菜の観察 など

<食育>・夏の野菜でジュース作り、ごはんを炊く、きゅうりの漬物作り、おぞうに作り など

<工作>・ゆらゆら やじろべえ、手作りてんびんで重さ比べ、花びらでたたき染め など

<実験>・坂の角度で転がる早さは変わる?、身近な材料でしゃぼん玉作り、何種類の色水が作れるかな? など

以上のように、身近なものを使った実験・工作や、身の回りの自然や環境に目を向け観察してみることで、テレビやインターネット上でのバーチャルな体験ではなく、子ども自身が実際に身体をい、五感で感じる体験を重視した内容になっています。

それらの体験をとおして得られた「気づき」がさまざまな事柄への興味・関心を産み、さらなる「知りたい」「やってみたい」という意欲につながる、ということですね。
この>意欲=「自らすすんで学ぶ力」がすなわち、「Z会 幼児コース」が掲げる“あと伸び力”ということになります。

また、体験課題の内容を、添削課題「ぺあぜっとシート」を通じて親子で振り返り、ことばや絵でアウトプットすることで、体験の理解を深め記憶に定着させるとともに、人に伝える姿勢を身につけることも。

ただ単にワークをさせておけばよい、という教材ではないため親の負担は大きくなります。
工作などに必要な材料を集めるなどの準備段階も含め、かなりの時間と手間をとられることになりますが・・・

親向けの冊子「ぺあぜっとi」で、準備物や学習の進め方、子どもへの声かけのコツ、今後の学習にどうつながるか(例えば、いとでんわの実験が、中学1年生の理科「音の性質」につながる など)について詳しく解説してくれています。

親子でしっかり取り組むことで、2020年から実施される新しい学習指導要領で掲げられている、新しい時代に必要となる“学力の3要素”「学びに向かう力」「思考力・判断力・表現力」「知識・技能」の3つを育むことができる教材であるということが言えます。

※「Z会 幼児コース」の詳しい内容はこちら>>>『あと伸び力』を、いま身につける。Z会 幼児コース

 

がんばる舎「すてっぷ」

月700円という驚異的なリーズナブルさが評判の、がんばる舎『すてっぷ』。
教材は子ども用の「問題プリント」と保護者用の「解答プリント」のみ。
数・言葉・記憶・図形・常識(知識)・作業の6分野をバランスよく学習できるような出題内容になっているのが特徴です。

『すてっぷ』では、子ども用の「問題プリント」には問題文が記載されておらず、おうちの方が「解答用プリント」に記載されている問題文を読んで出題するスタイルになっていますので、基本的にお子さんだけで取り組むことはできないつくりになっているのですが・・・
『すてっぷ』が「親の関わり度」が高い理由はこれだけではありません。

もとより、小学校入学前の幼児さんがドリルやプリントなどの学習に取り組む場合、ドリルやプリントで新しいことを学ぶのではなく、あくまでも生活や遊びをとおして必要な概念を学ぶのが先。
ドリルやプリントの役割は、必要な概念を理解できているかを確認をしたり、学んだ知識を定着させることです。

つまり『すてっぷ』に取り組む場合、あくまでも普段の生活の中で実体験をとおして必要な概念を学ぶ機会を、親御さんが意識してつくってあげなくてはいけません。
プリントをさせていればそれでOKではない、というところに注意が必要です。

なお『すてっぷ』は、難易度別に1~7までの7段階に分かれています。
2歳児相当の『すてっぷ1』から6歳児相当の『すてっぷ5』までの5段階に加え、さらに上のレベルのお子さん向けに、小学校1年生の国語・算数の内容の『すてっぷ6』、小学校2年生の国語・算数の内容の『すてっぷ7』も用意されています。

通常の通信教材はお子さんの年齢(学年)相当の教材が届きますが、お子さんの習熟度に合わせてどの段階からでもスタートが可能なのが『すてっぷ』の特徴。

各すてっぷの難易度は、事前に公式サイトで教材サンプルを見て確かめることができますし、申し込んでから途中でコース変更することも可能です。

また、1年分の教材(12冊)をまとめて届けてくれる「まとめ出し」システムがを利用すれば、1日に取り組む枚数を増やしてどんどん上のレベルに進むことも可能ですので、できた分だけどんどん先に進んでいきたい方にはおすすめの教材です。

※がんばる舎『すてっぷ』の詳しい内容はこちら>>>ママが先生になる幼児家庭学習♪月々700円で1ヶ月からお試しOK!

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D.プラスアルファの力を身に付けたい×親の関わり度が低い教材

 

七田「もっとはっぴぃタイム」

右脳と左脳の両方をバランスよく伸ばすことを目指す「七田式」の幼児教育を家庭で実施できるのが、4~6歳向けの七田式家庭学習システム『もっとはっぴぃタイム』。
メインの教材はDVDとワークブックです。

『もっとはっぴぃタイム』では、「もじ」や「かず」など基礎的な学習内容の習得よりも、学習の土台となる記憶力やイメージ力、発想力などの右脳の力を高めるトレーニングが主眼であり、他の通信教育やタブレットの教材とはまったく目的を異にしたものと言えます。

右脳的な取組、力すなわち「基礎学力プラスアルファの力」のトレーニングに関してはDVDの視聴がメインになりますので、親御さんの関与度合いは低くなります。

一方、左脳的な取組となるのはプリント教材「もじ+みぎのう」「かず+みぎのう」ですが、『もっとはっぴぃタイム』自体の対象年齢の幅が4~6歳と幅広いので、プリントで学ぶ文字や数などの難易度のレベルがお子さんにぴったり合うかどうかは微妙です。

学校のお勉強に必要となる基礎的な学力の部分、すなわちひらがなの読み書きや数の概念などに関しては、お子さんの年齢や習得状況に合わせて、他の通信教育や市販のドリル・プリント教材で補完することが必要です。

※「もっとはっぴぃタイム」の詳しい内容はこちら>>>「はっぴぃタイム」「もっとはっぴぃタイム」公式サイト

おうちで知育

右脳と左脳の両方をバランスよく伸ばすことを目指す「七田式」の幼児教育。 お子さんを七田式の幼児教室に通わせたいけれど、月…

最後に

幼児さん向けの通信教育を選ぶ際、どんなことを・どのレベルまで身に付けさせたいかが重要なのは言うまでもありませんが、お子さんの学習に親御さんがどこまで寄り添えるか、も重要な要素です。

お子さんの年齢で関わり方はもちろん変わってきますが、それぞれの教材によっても適切な関わり方に違いがありますので、通信教育を選ぶ際には、その点もよく考えて検討してみてくださいね