タブレット学習やオンライン学習があたりまえになっている昨今ですが・・・
アナログ人間の私としては、これから学習の基礎を習得していく過程にある就学前の幼児さんについては「やっぱり紙とエンピツでしょ」と、幼児さんのうちからスマホやタブレットに触させることに関してやや否定的な思いを持っていました。
しかしながら、2018年12月に登場した「スマイルゼミ」幼児コースの内容を知って、「実は幼児さんにこそ、紙のドリルよりもタブレット学習ならではのメリットがあるのでは!?」と感じました。
今回の記事では、幼児さんにこそ『スマイルゼミ』幼児コースのタブレット学習をオススメしたい4つの理由をお伝えします。
『スマイルゼミ』幼児コースに見る、「幼児さんにこそタブレット学習がおすすめ!」の理由とは。
2012年12月に日本で初めて「タブレットだけで学ぶ通信教育」としてスタートしたスマイルゼミ小学コース。イード・アワード2018「通信教育」小学生タブレットにおいて最優秀賞を受賞しています。
そんなスマイルゼミの幼児版が2018年12月に新登場しました。(>>>◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】)。
その内容を見て、幼児さんのタブレット学習に少々懐疑的だった私が「幼児さんこそタブレット学習!」と感じた理由を4つ、お伝えします。
理由その1:親御さんがつきっきりでなくても、ひらがなの正しい形や書き順を習得できる。
これからひらがなをおぼえるお子さんにとって、正しい書き順の習得はとっても大切。
というのも、一度間違った書き順がクセづいてしまうと、後から修正するのは大変だからです。
かといって、お子さんがドリルなどでひらがなの練習をしている間、親御さんがずっと側について書き順をチェックするのもそれはそれで大変。
その点「すまいるぜみ」は、お子さん一人でも書き順も含めて正しいひらがなを習得できるようになっています。
動きのあるお手本で正しい書き順を教えてくれたり、音声で「とめ・はね・はらい」などのポイントを五感で確認できるようになっていて、その上で、なぞり書きで何度も繰り返し練習することができるので、自然に正しい書き順をマスターすることができます。
しかも、お手本からはみ出していたり、はねる向きが違うなどの間違いはその場で指摘してくれるので、間違えたまま覚えてしまうことなく、一人でも正しい文字を習得することができます。
なお「すまいるぜみ」に付属しているのは『高性能三角デジタイザーペン』という幼児用に開発した専用ペンで、いわゆる「さんかくえんぴつ」のような形状をしており、正しい鉛筆の持ち方も身に付けられます。
理由その2:小学校入学前にぜひとも身に付けておきたい「聞く力」のトレーニングができる。
小学校1年生のお子さんを持つママさんが「入学までに身につけておけばよかったと思うこと」に、『人の話を最後まで聞ける』をあげる人が多かった、という調査結果があります。(関連記事:小学校入学後に後悔しないために、今から始めておきたい入学準備とは。)
話を「聞く」という動作はふだん何気なく行っているものですが、聞いた内容をしっかり理解して記憶したり、指示どおり的確に行動するためには、漫然と聞いているだけではダメ。
集中して耳(=意識)を傾け「聞く態勢」を作れること、そして最後までその態勢を保ち続ける集中力、すなわち『聞く力』が必要になります。
「すまいるぜみ」では、さまざまなテーマに沿ったおはなし(5分程度)が毎月配信され、お話を聞いたあとには内容に関する問題を解くことで、聞いて理解する力を育むことができます。
この『おはなしを耳で聞いて問題に答える』というのはタブレット学習ならでは。紙のドリルではできないことですが、このプロセスが、小学校入学後に必要な『聞く力』のトレーニングになるのです。
理由その3:『かずの基礎概念』を、実際に手を動かしながら具体物と抽象物の中間で学べる。
かずの基礎概念の理解とは、
・・・ができることですが、たとえばおはじきを5個渡して「いくつあるか数えてごらん」と聞くと、ちゃんと「いち、に、さん、し、ご」と数えて「5こあった」と答えられる子でも、たくさんのおはじきの中から5個だけを取り出すというのができなかったりすることがあります。
「数える」という動作に、おはじきを「取り出す」という動作が加わると、とたんに混乱が生じてしまうためです。
「すまいるぜみ」では『かごに りんごを5こ いれよう』など、あるものを指定された数だけ指で動かしながら数える、という問題が出題されます。
これは「たくさんのおはじきの中から5個だけ取り出す」というのと同じこと。つまり「数える」という行為に「指で動かす」という動作が加わっているのです。
また数を数えるだけでなく、「ケーキを おなじ かずずつ おさらに わけよう」のような、足し算・引き算や割り算の基礎につながる問題も出題されます。
これらの概念の習得には、数字のみで抽象化された問題を紙の上で解く前に、おはじきなどの具体物を実際に分けてみる体験が大事になりますが、タブレット上で指を使って動かしてみることで、具体物→抽象化への間をつなぐ体験が可能になります。
もちろん大前提として、「きょうだいでおやつを半分ずつ分ける」など、生活のなかで数をあつかう機会を意識的に作ることで、このような体験をさせてあげることが大事なのですが・・・
「普段いそがしくてあまり意識できていない・・・」という方は特に、実際に手を動かして数をあつかう体験をタブレット上でさせてあげられるといいですね。
理由その4:図形センスをやしなうのに必須の、立体物をいろんな方向から見る体験ができる。
図形センスをやしなうには、幼少期のうちに積み木やパズルなどの図形的刺激にいかに触れたかがモノを言います。
平面図に描かれた立体を見て形をイメージしたり、立体を自分以外の視点から見た時の見え方をイメージできるようになるには、実際のものをいろんな方向から見てみる経験が必要です。
紙の上でこういった図形問題を解く場合でも、頭の中だけでイメージできない時には実際に積み木を積んでみるなどして具体物→抽象化を繰り返すことがポイントになりますが、タブレットの場合は画面の上で立体物を動かして、いろいろな方向からの見え方を実際に確かめてみことでそれが可能になります。
また「うえから みると どんな かたちかな?」の問題では、積み木以外にコーヒーカップやショートケーキ、テントなど、身近になかったり、動かせなかったりして実際にいろんな方向から見てみることが難しいものも含め、タブレット上で角度を変えて見ることで立体のイメージをやしなうことができます。
最後に
就学前の幼児さんには、ドリルなど紙の上で学ぶ前に、具体物を使って実際に手を動かし、いろんな概念を理解し身につけるプロセスが必要になります。
またその段階を経て、紙の上での学習による理解の確認や定着の段階に進んだ場合でも、まだ理解がじゅうぶんでない場合には前の段階に戻り、具体物を使って再び理解を促すことが必要になります。
親御さんがずっとそばに付いて学習をフォローできる場合はそれが可能ですが、家事やお仕事、ごきょうだいの都合などでずっと寄り添ってあげることが難しい場合、タブレットが親御さんのかわりにお子さんの具体物→抽象化へのプロセスを補ってくれます。
タブレット学習には、まだ文字を読めないお子さんでも大丈夫な問題読み上げ機能や自動丸つけ機能など、お子さんが一人でも学習できるための工夫が随所になされていますが・・・
何よりも、紙のドリルではできない「具体物」と「抽象化」とのはざまを補完してくれるという点が、幼児さんが紙の教材ではなくタブレットで学習するいちばんのメリットではないかと思います。
※「スマイルゼミ 幼児コース」の資料請求はこちらから>>>◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】