5~6歳児さんクラスのレッスン内容の一部をご紹介します。
※教室専用の教材は、市販のものに置きかえてご紹介しています。
おうちでの取り組みの参考にしてみてくださいね!
5~6歳さんレッスン➄『もじ・ことば』
おはなしのどこがへん
「きくきくドリル」を用いた取り組み。
CDでお話を聞いて、お話の変なところや理屈に合わないところを指摘し、正しく直して言います。
チョコレートを食べると、すっぱくておいしかった。
→解答例①チョコレートを食べると、甘くておいしかった。
解答例➁レモンを食べると、すっぱくておいしかった。
この課題では、
CDからのお話を集中して漏らさず聞く(集中力、聞く力)
⇒聞いた内容を理解して、おかしなところを見つける(一般常識、理解力)
⇒もとの文を踏まえて、正しい文に直して言う(記憶力、文章構成力)
というように、さまざまな力が必要になります。
うまくできない場合は、どの段階でつまずいているのか(しっかりと聞いていない、知識がなくてわからない、変なところは指摘できても正しい文が作れない等)を見極めるようにしましょう。
取り組みのねらい
・聞く力をつける
・文の内容を理解する力を伸ばす
・正しい文に直す文章構成力をやしなう
※関連記事:すべての学習の基礎となる「聞く力」のトレーニング~『きくきくドリル』
教室では年少さん~小学生クラスのレッスンで、「聞く力」のトレーニングを行っています。 その際に使用しているのが、こちらの『きくきくドリル』。 テキストに付属しているCDを聞いて、耳からの情報をもとに課題を行います。 (※写[…]
5~6歳さんレッスン➄『かず』
ひきざんの立式(残りはいくつ)
「残りはいくつ」(求残)の問題から引き算の式を立式します。
りんごが4こあります。3こたべました。のこりはなんこですか。
答えが分からない場合は、百玉そろばんで玉を入れて確かめてみます。
「今のお話を引き算の式にあらわすと、どうなるかな?」→4-3=1
引き算の意味を理解することで「計算問題は解けても文章題になると足し算か引き算かわからない」という状態をなくすのがねらいです。
算数大すきドリル ((たしざん・ひきざん)100玉そろばん)
取り組みのねらい
・引き算(求残)の意味を理解する。
5~6歳さんレッスン➄『ずけい』
切り紙(4つ折り・6つ折り)
絵が描かれた紙を2回・3回折ってから切ることで、広げた時にできる線対称な図形に親しむ取組。
切る前に「からすは何羽できるかな?」などと声をかけ、イメージしてから切ってみましょう。
なお「はさみ」を使う取組は、手先の器用さをやしない脳を活性化したり、集中力をつける効果もあります。
『ぐんぐん脳が育つ知育ドリル もっとチョキチョキきろう!』を監修している脳科学の篠原菊紀教授いわく、脳の中でいちばん大切な場所であり”頭のよさ”と大きく関係している「前頭前野」が、「切り紙」などの手先を使う作業、特に工作などの目的のある手作業をしているときによく活性化することがわかったそうです。
取り組みのねらい
・手先の器用さをやしない脳を活性化する
・線対称な図形に親しむ
もっとチョキチョキきろう! 3・4・5歳 (ぐんぐん脳が育つ知育ドリル)
※関連記事:はさみの使い方、子どもへの教え方は?2歳から始めるはさみの練習5つのステップ
「子どもにはさみを使わせるのは何歳から?」という疑問を持たれる方も多いと思いますが、私の教室では2歳児さんクラスから、レッスンではさみを使う取組を入れています。 はさみで上手に切れるようになるためのトレーニングにはステップがあります![…]
まとめ
<ねらい>
・聞く力をつける
・文の内容を理解する力を伸ばす
・正しい文に直す文章構成力をやしなう
<ねらい>
・引き算(求残)の意味を理解する。
<ねらい>
・手先の器用さをやしない脳を活性化する
・線対称な図形に親しむ