ポピー年長「あおどり」は”リニューアルで入学準備がさらに充実”ってホント?新旧4月号を比較検討してみました。

2019年度からリニューアルされる、5・6歳(年長さん)向けポピー「あおどり」。
ポピーのホームページには、

★入学準備がさらにしっかりできるようになります。
★特別教材を毎月お届けします。
★デジタルゲームや動画で学習内容をさらに楽しめます。
★「あおどり」11~3月号は入学準備特別号に

と書かれています。

リニューアルされた『あおどり』4月号が届いたので、実際に旧バージョンとどこが変わったのかを比較した上で、”入学準備がさらにしっかりできるようになります。”は本当か!?を検証してみました。

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新旧の「わぁくん」「ドリるん」を比較、検証!

リニューアルされた幼児ポピー『あおどり』のメイン教材は、毎月届く「わぁくん」と「ドリるん」の2種。これは旧バージョンと変わりありません。
「わぁくん」と「ドリるん」それぞれを、旧バージョンの4月号と比較してみました。

『もじ・かず・ことば ドリるん』

A4判 オールカラー 42ページ シール付き

『ドリるん』は、「あたまを使うことが好きになる」問題で入学準備をムリなく進めることを目的としたワークブックです。
トータルのページ数42ページは旧バージョンと同じ。紙質がやや薄くなったかな・・・!?という程度で、ぱっと見の印象はそれほど変わってはいません。

ワークの中身を見てみると・・・
旧バージョンの「ちえ」「もじ・ことば」「かず」が、新バージョンでは「もじ」「かず」「ことば」「わくわく」の4項目に。
「ちえ」がなくなったかわりに「わくわく」が加わっています。

「わくわく」とはシール貼りや指なぞり、迷路などのウォーミングアップ課題。新バージョンの「ドリるん」では毎月冒頭の3ページにこのような課題が入ります。

それぞれの項目のページ数をくらべてみると・・・

<旧バージョン4月号と新バージョン4月号のページ数比較>

・旧「ちえ」11ページ → 新「わくわく」3ページ

・旧「もじ」 9ページ → 新「もじ」 8ページ

・旧「かず」12ページ → 新「かず」 17ページ

・旧「ことば」8ページ → 新「ことば」12ページ

旧バージョンの「ちえ」は、「調整力」がテーマだった4月号では、迷路や色塗りなど指先調整力をきたえる問題が11ページも出題されていましたが、新バージョンの「わくわく」は3ページと大幅に減っています。

その分、「もじ」は9ページ→8ページとほぼ同数であるものの、「かず」は12ページ→17ページ、「ことば」は8ページ→12ページと、大幅に増えています。

 

問題の難易度的には旧バージョンとそれほど変わらず、というか旧バージョンと全く同じ問題も多く掲載されているのですが、かず」と「ことば」のページ数が大幅にアップされ、新バージョンでは今まで以上に小学校の算数・国語を意識した内容にリニューアルされているのだということがわかります。

とは言え、新バージョン『ドリるん』も旧バージョンと同様フルカラーでイラストが多く、シールもたくさんついていて(4月号では3ページ分)、市販のドリルのような文字だけ・イラスト少なめの教材にくらべて、とっても親しみやすい教材であることに変わりはありません。

『思考力めばえ わぁくん』

A4判 オールカラー 34ページ シール付き

“思考力めばえ”というサブタイトル!?が新たに冠せられた新バージョン『わぁくん』は、「ちえあそび」「言葉あそび」「運動あそび」「お話」「入学準備」などの楽しい内容で子どもの好奇心を刺激し、バランスよく脳を育てるワークブック。

ぱっと見は旧バージョンとほぼ変わらない印象で、ページ数もほぼ同じ。
フルカラーで写真やイラスト満載、ドリルというよりは絵本や雑誌みたいな感じで、どんどん読みたくなる内容なのは変わっていません。

またシールを貼ったり、はさみやのりを使う貼るなど、実際に手を動かして楽しむ要素もあって、指先の巧緻性をやしない脳を活性化することにもつながる内容なのも相変わらずです。

新たな点は、『わぁくん』の内容の一部がスマートフォンやパソコンで利用できるデジタル教材(動画・音声など)と連動するようになることです。

 

旧バージョン『わぁくん』は、項目が「しぜん」「からだ」「しゃかい」「しつけ」となっていましたが、新バージョンでは「ちえあそび」「言葉あそび」「運動あそび」「お話」「入学準備」となっています。

「ちえあそび」は、ワーキングメモリを鍛え、考える力を伸ばすページ(月によりデジタル対応)。

 

「言葉あそび」は、しりとりなど、親子で楽しい言葉のやりとりができるページ。

 

「運動あそび」(旧バージョン「からだ)」は、年間をとおして「跳び箱」「縄とび」「逆上がり」を各4ヵ月かけて習得。(毎月デジタル対応)

 

「お話」は、日本や世界のお話が楽しめるページ(読み聞かせ音声サービス有り)

 

「入学準備」(旧バージョン「しゃかい」「しつけ」)は、小学校生活に欠かせない技能を身につけるページ。

 

「とくしゅう」(旧バージョン「しぜん」)は理科や社会につながる内容(月によりデジタル対応)。

 

旧バージョンには無かった「ちえあそび」の内容は“指なぞり”や“まちがいさがし”。つまり、旧版の『ドリるん』で「ちえ」という項目で入っていた指なぞりなどの課題が、「ちえあそび」という項目で『わぁくん』の方に移動したということなのですね。

新版4月号の『わぁくん』にのっている「ちえあそび」「ことばあそび」は合計8ページ。『ドリるん』の「わくわく」3ページと合わせると11ページで、旧版『ドリるん』の「ちえ」の項目と同じページ数です。

すなわち新バージョン『あおどり』では、

・『ドリるん』の「ちえ」のページが減り、その分「かず」や「ことば」の項目が増えた

・減った分の「ちえ」(運筆など)の項目は『わぁくん』に移行。

・その分、『わぁくん』の自然や季節感などのページが旧バージョンに比べ減ったが、月によりデジタル対応されるように。

ということになります。

また、新版『わぁくん』では毎月「入学準備」という項目が入り、「鉛筆と箸の持ち方」「ぞうきんのしぼり方」「話の聞き方」などが載っています。

これらの内容は、旧バージョンでは「しつけ」もしくは「しゃかい」という項目で、小学校入学前に知っておきたい内容が網羅されていましたが、新バージョンではより明確に「入学準備」という項目を立ててまとめられたということですね。

デジタル教材との連動はどんな感じ?

上述のとおり、新バージョン『あおどり』では、本誌と連動してスマートフォンやパソコンで利用できるデジタル教材がつきます。

デジタル教材では、『わぁくん』の内容に連動した動画や音声、ゲームなどのサービスを、「ポピーMyページ」から受けることができます。

具体的な内容は、

・「運動あそび」ページに掲載している運動を、動画で見ることができる。

・「お話」ページに掲載されているお話の読み聞かせ音声を聞くことができる

・「ちえあそび」ページと連動したゲームをすることができる

となります。

幼児ポピーの監修をしている脳科学者の篠原菊紀先生によると、紙の教材に取り組んでいる時には右手(利き手)のコントロールや言語的思考にかかわる左の前頭前野が活性化し、デジタルでは、空間認知にかかわる右の前頭前野が活性化したとのこと。

つまり、紙の教材とデジタルでは脳のどの部分が働くかが変わり、脳をさまざまに働かせて鍛えるには紙とデジタルとの併用が望ましい、とのことです。

デジタル教材は、2019年4月1日以降に『ポピーMyページ』に登録の上、利用できるようになるため、現在(2019年3月)まだ見ることができないのですが、ポピーのサイトでWebアプリのゲームを体験することができます。

手先をコントロールする「調整力」を鍛えるゲームなのですが・・・なかなかの難しさ。
レベル1とレベル2までを体験できるのですが、レベル2がなかなかゴールできず大苦戦・・・。

これはいかにも指先調整力が鍛えられそう・・・
ぜひ、いちど試してみてください!

 

毎月、特別教材の付録がつくように。4月号は?

旧バージョンの『あおどり』では特別教材の付録が年4回付いていましたが、リニューアル後は毎月、特別教材かデジタル教材が付くように。

年間カリキュラムによると、

4月号  おふろでアイウエオ

5月号  わくわく道つなぎ

6月号  しりとりカード

7月号  マジックブック

8月号  時計※デジタル教材

9月号  お買い物ボードゲーム

10月号 つみつみ展開図

11月号 なんばん・なんばんめ※デジタル教材

12月号 いくつといくつ※デジタル教材

1月号  学校ごっこセット

2月号  学校の1日すごろく/100まですごろく

3月号  ひらがな・かたかなタッチ

付録といっても玩具っぽいものではなく、あくまでもポスターやカード、ボードゲームなど、紙の教材がメインですね。
また、年12回のうち4回がデジタル教材となるようです。

ちなみに4月号の特別教材は「おふろでアイウエオ」「だじゃれであいうえお」。お風呂の壁に貼り付けられるタイプのひらがな・カタカナポスターで、書き順もわかるようになっています。

最後に

リニューアルされたポピー『あおどり』は、

小学校入学以降の「国語」「算数」に直接つながる「もじ」「かず」「ことば」の内容が増えた

「理科」や「社会」につながる内容も、デジタル対応で今まで以上に充実

生活面での入学準備につながる内容も毎月盛り込まれている

ということがわかりました。
これらの点が『入学準備がさらにしっかりできるようになります。』の根拠となっているのですね。

家庭学習に取り入れやすいリーズナブルなお値段(月1,100円)や、カラフルで絵本や雑誌のようなワークで、「おべんきょう」というよりは遊びの延長線上で楽しく取り組みながらムリなく入学準備ができる良さはそのままに、よりパワーアップしたポピー『あおどり』。

詳しく内容を知りたい方は、ぜひ一度無料のおためし教材を取り寄せて、確かめてみてくださいね!

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