『木製ジオボード』は久々に即買いした知育玩具。くもん「わごむパターンボード」には無いものがついている!

くもんの「わごむパターンボード」は、ボードのピンに輪ゴムをかけ、模様をつくって遊ぶ定番の知育玩具。
指先の巧緻性を高めながら「図形感覚」もやしなうことができるので、教室では2歳児さん~年少さん・年中さんクラスまで幅広く取り入れています。

このくもん「わごむパターンボード」に唯一足りない(と私が感じていた)ものがついている商品『木製ジオボード』。
この商品を発見したのはつい最近なのですが、知ってすぐに即買いしました!

くもんの「わごむパターンボード」同様、指先の巧緻性を高めたり図形に親しむのはもちろん、「見本を見ながら同じ模様を作ることで”座標軸上の位置”を理解する」ことができるのが『木製ジオボード』のポイントです。

くもん『わごむパターンボード』とは


くもん出版 わごむパターンボード RB-12 知育玩具 おもちゃ 3歳以上 KUMON

くもん『わごむパターンボード』には、以下のものがセットで入っています。

・ボード2種類:19ピン、81ピン。※ボードのサイズは15×15cm

・お手本カード:それぞれのボード用に各15枚・裏表両面で30パターン(全30枚・60パターン)

・カラーの輪ゴム:90本(6色・9種類)

くもんの『わごむパターンボード』は、輪ゴムをかけるボードが2種類入っていて、お手本もそれぞれのボード用に30パターンずつ、計60パターンあるので難易度が調整でき、幅広い年齢で使えるのがポイントです。

お手本カードはボードに差し込んで使うようになっていて、お手本の上にそのまま輪ゴムをかければ同じ模様ができあがります。

そのため2~3歳児さんクラスで、指先の巧緻性や集中力を高めたり、さまざまな形に親しむ目的で使うのにピッタリ。

一方で、年少さん以上で「座標上の位置」の理解(たての列とよこの段の交わるところで位置を特定する)を目的として、座標軸つきのお手本を見ながらボードの同じ位置に同じ形を作る取組をしたかったのですが・・・
座標軸つきのお手本は、付属のガイドブックに19ピンで4パターン、81ピンで2パターン載っているのみ。

 

そのため、座標軸つきのお手本を自分で作成して使っていました。

この「座標軸」つきのお手本が少ししかないところが、私的には『わごむパターンボード』唯一の残念なポイントだったのです。

※関連記事:くもん『わごむパターンボード』で、「巧緻性」「図形感覚」から、手作り台紙で「座標上の位置」まで

おうちで知育

くもんの『わごむパターンボード』は、ボードのピンに輪ゴムをかけ模様をつくって遊ぶおもちゃ。 2013年の日本おもちゃ大賞…

『木製ジオボード』とは

一方、今回この商品を知って即買いした『木製ジオボード』。

『木製ジオボード』の中身は、以下のとおり。

・木製ボード(8×8の64ピン)1枚

ピンの数は、「わごむパターンボード」の81ピンよりも1列少ない8×8の64ピン。
ボードのサイズはくもんよりやや大きめ、18×18cmです。

・輪ゴム(赤・青・黄・緑)大小 計40本

※ちなみに細かく数えてみたら、赤(大6・小7)、青(大1・小2)、黄(大8・小8)、緑(大5・小3)とかなりバラバラでした。
ちゃんと数えて入れられてるかどうかは疑問です・・・。

・お手本カード30枚+無地(座標軸のみ)のカード5枚

この「お手本カード」が、今回この『木製ジオボード』を私が即買いした理由。
これで、座標軸付きのお手本を手作りしなくても、「座標軸上の位置」を意識するための取組ができるように!!

なお、現在は私が購入したのと全く同じ商品は販売されていないようなのですが、似たような商品が多数ありますので、気になる方はAmazonや楽天でチェックしてみてくださいね!

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『木製ジオボード』レッスンでの取り入れ方

教室のレッスンでは、空間認識力に関わる力として、まずは2歳児さんくらいで「上・下」「左・右」などの概念を理解するところからはじまり、次に「上から2番目」「右から3番目」などの理解、そして「一番上の段の左から2番目」など、2つの軸を掛け合わせた「座標上の位置」を理解できるようにしていきます。

最終的には、座標軸上の位置を言語化できるようになること、つまり“客観的な表現(誰が聞いても正確に伝わる)で位置を伝えられる”ようになることを目指していきます。

この「座標軸上の位置」を意識するための取り組みとして『木製ジオボード』を使用しています。
例えば下の写真(チューリップの形)のお手本であれば、「まず青いゴムを、下から2段目のいちばん左のピンから、右から2番目のピンまでかけて・・・」のように、お手本カードを見ながら同じ形をボードに作ることで、「座標上の位置」を意識しながら、輪ゴムをかける位置を考える取組になります。

子どもたちはよく、見本のかたちだけを見て、座標上の位置は意識しないで作ってしまうので、かたちは合っていても一列ずれていたり、大きさが全然違うものができ上がったりします。

そうならないように、輪ゴムをどこからどこまでかけるか、しっかり意識しながら作ることがこの取組では大事になります。

『木製ジオボード』の残念なところ

私が即買いした『木製ジオボード』ですが、買ってみて想定外だったのは以下の2点。

①お手本カードが思ったより小さい!

まず想定外だったのは、お手本カードがかなり小さいこと!(約6.4×6.4cm)
小さい子が使うには小さくて見づらくなってしまうので、その場合は原寸大に拡大コピーして使うほうが良いかもしれません。

ちなみにレッスンでは、3~4歳くらいの子は原寸大コピーのお手本、年中さん~年長さんくらいの子は小さいお手本、というように難易度を2段階に変えて使用しています。
おうちで使用する場合も、このようにお手本を使い分けることで、幅広い年齢で使えるようになるかと思います。

②輪ゴムのサイズが合わず作れない箇所がある!

お手本によっては、付属している輪ゴムの最小サイズを使っても、輪ゴムが大きすぎて作れない部分がありました。(※そのような箇所が含まれるお手本は、30枚中7枚。けっこう多い・・・)

例えば、この見本(カメ)ですが、

お顔と足のところを作ろうと思うと、こうなってしまいます。

ただ、上でも述べたように、セットで入っている輪ゴムはかなりテキトウに入れられている感じなので、もしかしたら、私が購入した商品にたまたま小さいサイズの輪ゴムが入っていなかっただけなのかもしれませんが・・・

現在、ちょうどよいサイズの輪ゴムを探してるところです。→ダイソーで見つけました!!

かつて流行したファンルーム用のゴムが、ちょうどピッタリのサイズでした!

色が、ちょっとアレですが・・・

Amazonで探せば、それなりに合う色のものが見つけられそうです。

最後に

座標軸上の位置を理解するためには、普段から「あそこから、アレとって~」などと指示語で会話するのではなく、「たんすのいちばん上の右から2番目の引き出し」など、できるだけ空間認識に関する表現を日常会話に取り入れることを意識することがまずは大切。

その上で、この『木製ジオボード』のような、「座標軸上の位置」を意識するための取組を、遊びの中に取り入れていくことも有効です。

なお、現在は私が購入したのと全く同じ商品は販売されていないようなのですが、似たような商品が多数ありますので、気になる方はAmazonや楽天でチェックしてみてくださいね!

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