がんばる舎すてっぷとポピーを比較。2歳児にはどっちがおすすめ?

2歳児さんから取り組める通信教育の教材、月刊ポピー『ポピっこ』と、がんばる舎『すてっぷ』。

『ポピっこ』は月額1,500円、『すてっぷ』は月額1,090円という、どちらも市販のドリルを買うのと変わらないくらいのリーズナブルなお値段なので、この2つを比較検討される方も多いようです。

・・・では実際、どちらがオススメなのでしょうか?

結論から言いますと、「それぞれ目的がちがうので、単純に比較できない」というのが私の意見です。

りんこ
身もフタもない答えですみません。

つまり、おうちの方の家庭学習に関する考え方によって、どちらの教材が向いているのかが違ってくるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、がんばる舎『すてっぷ』と月刊ポピー『ポピっこ』について、

  • 『すてっぷ』と『ポピっこ』の特徴
  • 『すてっぷ』と『ポピっこ』2歳児さんの効果的な取り組み方
  • 『すてっぷ』と『ポピっこ』が向いているご家庭

・・・以上についてお伝えしていきます。

がんばる舎『すてっぷ』と月刊ポピー『ポピっこ』基本データ

スマートフォンでご覧の方は、表を横方向にスライドできます。

教材名 月刊ポピー『ポピっこ』

『すてっぷ』

運営会社 新学社 がんばる舎
対象年齢 2~6歳 2~6歳
形式 ・テキスト
・特別教材(紙またはデジタル)※ももちゃん(2歳児)はミニ絵本
・問題冊子(上・下巻)
・解答冊子
添削の有無 添削なし 添削なし
月額料金(税込) 1,425円/月 ※12ヶ月一括払い
1,500円/月 ※毎月払い
1,090円/月
公式サイト 月刊ポピー『ポピっこ』 がんばる舎『すてっぷ』

※最新の情報は、公式サイトにてご確認ください。

『すてっぷ』の特徴と、2歳児さんの効果的な取り組み方

がんばる舎『すてっぷ』の特徴

付録もキャラクターも無し。モノクロのシンプルな教材

『すてっぷ』の教材は付録などは一切なく、子ども用の「問題プリント」と保護者の「解答プリント」のみ。

しかもプリントはモノクロで、カラフルなイラストやかわいいキャラクターなど、子どもの気を引くようなものとは無縁。

りんこ
潔いほどのシンプルさかげんが特徴!

また内容は、生活習慣や社会性などのしつけ面や、心の成長などに関するものはなく、知育的な内容に絞られています。

その点は、通信販売の教材でありながら市販のドリル・プリントに近いと言えます。

就学前に身につけておきたい知育的な内容をすべてカバー

市販のドリル・プリントの多くは「もじ」「かず」「切り紙」「線がき」などの分野ごとに分かれているのに対し、『すてっぷ』は「文字」「数」「図形」「記憶」「常識」「作業」の6分野が網羅されています。

りんこ
「記憶」系の問題が含まれているドリル・プリントはあまりない!

つまり『すてっぷ』の教材は、数や図形、概念(言葉)や記憶・処理能力などの各領域において、この時期に身につけておきたいこと・できるようになっておきたいことが体系化されまとめられているということが言えます。

『すてっぷ』2歳児さんの効果的な取り組み方

上で述べた特徴を踏まえた『すてっぷ』の効果的な取り組み方は以下のとおり。

①おうちの方が『すてっぷ』を見て、この月齢で身につけておきたい内容を理解する

➁それらの内容を、遊びや生活体験から学ぶことができるよう働きかけたり、環境をつくる

③子どもが『すてっぷ
』に取り組むことで、➁で学んだ内容が理解できているかどうかを確認する

④理解できていなければ、ふたたび実体験をとおして理解をうながす

➄再度、『すてっぷ』の問題を解くことで知識を整理したり定着させる

・・・このようなサイクルを作ることが大事です。

つまりもっとも大切なのは、子どもが教材に取り組む時間そのものではなく、それ以前の実体験。

りんこ
あくまでも、普段の生活の中でいかに働きかけができるかがポイント!

教材はママ向けの教科書であり、教材に取り組む時間は確認・定着のため、という使い方が有効です。

『すてっぷ』をオススメしたいのはこんなご家庭

上で述べたように、『すてっぷ 』では子どもが教材に取り組む時間そのものよりも、それ以前に普段の生活の中でいかに働きかけ実体験をさせてあげられるかが大事。

りんこ
すなわち、私ががんばる舎『すてっぷ』をオススメしたいのはこんなご家庭。

『すてっぷ』をおすすめしたいご家庭

✅ふだん、お子さんに寄り添ってあげられる時間がたっぷりある

日常生活や遊びの中で工夫して働きかけをしてあげられる

りんこ
ただ教材をやらせるだけではダメ、ということですね。

『ポピっこ』の特徴と、2歳児さんの効果的な取り組み方

『ポピっこ』ももちゃんの特徴

「地頭力」の基盤となるワーキングメモリが鍛えられる

月刊ポピー『ポピっこ』の2~3歳児向け「ももちゃん」の教材は、オールカラー(シール付き)のテキストとミニ絵本。

脳科学にもとづいて「こころ(情操)」「あたま(知恵)」「からだ(運動あそび)」の各分野をバランスよく育てる内容になっています

がんばる舎『すてっぷ』が一日一枚のプリント形式になっているのに対し、『ももちゃん』のテキストはストーリー仕立てになっていて、ワークブックというよりはまるで絵本。

りんこ
「おべんきょう」という感じはあまりしません。

幼児ポピーを監修しているのは脳科学の篠原菊紀教授。

篠原教授は自身の著書脳科学者が教える 子どもの地頭をよくする方法の冒頭で、

「地頭」とは、自分が得た情報をどのように組み合わせればよいかを自分の頭で「考える力」である

とし、地頭力の大きな要素は「ワーキングメモリ」と「やる気」であると述べています。

そのため、篠原教授が監修している月刊ポピー「ポピっこ」には、「考える力」や「賢さ」の基盤である『ワーキングメモリ』を使う課題が多く出題されているのです。

手を動かして作業する、実体験に近いワークの内容

月刊ポピーでは、それぞれの月齢で身につけておきたい概念を、シール貼りや切り紙など、実際に手を動かして作業をしながら身につけられるようになっています。

すなわち『ポピっこ』ももちゃんでは、普段の生活や遊びをとおして必要な概念を学ぶのに近い体験ができるとも言えます。

また篠原教授は平成18年以来ずっと、ポピーをしている時の親子の脳活動を測定し、教材づくりに活かしています。

10年以上にわたる実験の結果、ポピーに取り組んでいるときの脳は、知的活動の基盤となる「前頭前野」が親子ともども強く活性化することがわかったそう。

りんこ
つまり、ポピーが知的能力を高めることが科学的に実証されている!

テキストを見ながらお子さんに語りかけたり一緒に作業をしたり・・・

「ポピっこ」に親子で取り組む時間そのものが、幼児期に必要な概念を学ぶ体験であり、また親子の脳を鍛える重要な時間だといえます。

『ポピっこ』ももちゃんの効果的な取り組み方

「1回やって終わり」ではなく時をおいて何回も取り組む

「ポピっこ」ももちゃんをドリルやワークブックとしてとらえると、ページ数や問題数は少な目。

しかしながら、市販のドリルやプリントとちがい、「1回やって終わり」にさせない、というのが「ポピっこ」ももちゃんの効果的な使い方。

2歳くらいの子どもの場合、テキストの問題や指示を無視して自分のやりたいようにやってしまう・・・ということがあると思います。

りんこ
この時期の子どもは「言われた通りにやる」よりも「自分のやりたいようにやる」を優先しがち。

しかしながら回をかさねるうちに、だんだん問題の意図を理解してそのとおりにできるようになったり、前回できなかったことができるようになる等、おなじワークでも取り組み方に成長や変化が出てきます。

だからこそ、何回もくりかえして取り組めるようこちらから働きかけることが大事です。

りんこ
子どもは同じ教材やおもちゃでも、発達段階なりの遊び方ができるもの。

子どもが問題のとおりにやらないからといって「これはこうじゃないでしょ!」などと無理にやらせる必要はありません。

お子さんの「やってみたい」「楽しい」という気持ちを大切に取り組むのが、「ポピっこ」ももちゃんの場合には大切。

また「ポピっこ」ももちゃんは、テキスト自体が絵本のようなストーリー仕立てになっているのも特徴。

お気に入りの絵本を何度もくりかえし読むように、何度も見て想像をふくらませながらお話を発展させていくのも、「ポピっこ」ももちゃんの楽しみ方です。

りんこ
「1回やったら終わり」ではなく、何回も取り組んでお子さんの成長を感じることが「ポピっこ」ももちゃんの醍醐味

親子でじっくり取り組む時間そのものを大切にする

上で述べたとおり、ポピーに取り組んでいるときの脳は、知的活動の基盤となる「前頭前野」が強く活性化することがわかっています。

絵本の読み聞かせしてあげるときのように、親子でいっしょにテキストを見ながらお子さんに語りかけたり、いっしょに作業をしながら親子でふれあう等・・・

学ぶ内容よりも、親子のふれあいの時間そのものが、子どもの脳のみならずお母さまの脳も活性化

「ポピっこ」ももちゃんはあくまでも親子のふれあいのきっかけであり、教材に取り組む時間そのものが重要なのです。

「普段、なかなかゆっくり子どもと向き合えていない」という親御さんこそ、親子がふれあう時間のきっかけづくりのツールとして、幼児ポピー「ポピっこ」ももちゃんを活用してみるのもおすすめです。

『ポピっこ』をオススメしたいのはこんなご家庭

『ポピっこ』では親子で取り組むこと自体が脳を活性化し、また幼児期に必要な概念を、手を動かして体験しながら学ぶことができる時間となります。

つまり『ポピっこ』ももちゃんでは、親子で教材に取り組む時間そのものが重要

『ポピっこ』をおすすめしたいご家庭

子どもの知的能力を伸ばしてあげたいけれど、どのように働きかければよいかわからない

普段、子どもにあまり時間をかけてあげられていない

『ポピっこ』を定期講読することで、子どもと向き合う時間を確保したい

ポピっこ・すてっぷのお得なキャンペーン実施中!

ただいま月刊ポピー『ポピっこ』では、2025年3月31日までに入会の方全員に1か月分の会費がキャッシュバックされる「実質0円キャンペーン」を実施中。

また、がんばる舎『すてっぷ』では、2025年2月21日までにWEBサイトから入会すると2月号教材を無料でもらえる、お得な入会キャンペーンを実施中。

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