4~5歳児さんクラスのレッスン内容の一部をご紹介します。
※教室専用の教材は、市販のものに置きかえてご紹介しています。
おうちでの取り組みの参考にしてみてくださいね!
4~5歳さんレッスン③『もじ・ことば』
これは何かな?(ようすことば)
さまざまなバリエーションのものが描かれた絵カードを使用します。
※写真の教材は『こぐま会 しりとりカード』。
食べ物・花・動物・昆虫・生活用品・楽器など、1組10枚×4組の計40枚が入っています。
絵カードを表向きにしてばらばらに並べておきます。
ようすをあらわすことば(形容詞)を3つ言い、それにあてはまるものを絵カードの中から見つけさせます。
●黄色い・細長い・甘い→バナナ
●痛い・するどい・怖い→注射器
など
ようすをあらわすことば(形容詞)を知り、それにあてはまるものを考えることで実際に使えるようにしていくのが目的です。
出題する側では、1つのものについて3つのようすことばを言うことで、1つのものをさまざまな角度色々な角度(形・色・触感・味、種類、機能など)から見る思考の柔軟性をやしないます。
取り組みのねらい
・ようすことば(形容詞)の語彙を増やす
・1つのものをさまざまな角度から見る思考の柔軟性をやしなう
4~5歳さんレッスン③『かず』
等分(わり算の基礎)
わり算には「等分除」(全体量を等しく分ける)と「包含徐」(全体量を同じ数ずつに分ける)の2つの種類があります。
そのうちの1つ「等分除」の意味を理解し定着させる取り組みです。
この場合、10個(全体量)÷2人(いくつ分)=5個(1あたり量)
すなわち、10個のものを2つに分けると、1つあたり5個になる。
これが「等分除」(全体量を等しく分ける)のわり算です。
おはじきなどの具体物を用いて、等分除(全体量を等しく分ける)が理解できていることを前提に、ペーパーの問題で理解を確認・定着させていきます。
みかんを□のなかのこどもたちふたりに、おなじかずになるようにわけてあげましょう。
実際のものを全員に同じ数ずつ配る時のように、みかんの絵を1個ずつ〇で囲んで、下の子どもたちの絵のところに線で結ぶ(=配る)とわかりやすいですね。
もし「同じ数ずつ分ける」ということがしっかり理解できていないようなら、まずはおはじきなどの具体物を使って、実際に分けてみるところから行いましょう。
取り組みのねらい
・等分除(全体量を等しく分ける)の考え方を定着させる
4~5歳さんレッスン③『ずけい』
三角形を動かそう
直角二等辺三角形のパズル8枚を使用します。
パズル4枚でスタートの形(正方形)を机の上に作り、子どもにも同じ図形を作らせます。
子どもの見ている前で三角形を1枚動かして、違う形に作り変えます。
その後、子どもにも、三角形を1枚だけ動かして同じ形に作り変えさせます。
やり方がわかったら、今度は三角形を動かすところを見えないように隠しながら、1枚を動かして違う形に作り変えます。
その後、子どもにも、三角形を1枚だけ動かして同じ形に作り変えさせます。
もとの図形と、移動させて作った図形の違いをよく観察させましょう。
動かす枚数を2枚に増やすと難易度が上がります。
取り組みのねらい
・直角二等辺三角形の合成に親しむ
・2つのかたちの違いを見極める(図形認識力)
・図形を頭の中で動かすイメージをする
まとめ
4~5歳さんレッスン③『もじ・ことば』 これは何かな?(ようすことば)
<ねらい>
・ようすことば(形容詞)の語彙
・1つのものをさまざまな角度から見る思考の柔軟性
4~5歳さんレッスン③『かず』 等分(わり算の基礎)
<ねらい>
・等分除(全体量を等しく分ける)の理解・定着
4~5歳さんレッスン③『ずけい』 三角形を動かそう
<ねらい>
・直角二等辺三角形の合成に親しむ
・かたちの違いを見極める図形認識力
・図形を頭の中で動かすイメージ