4~5歳児さんクラスのレッスン内容の一部をご紹介します。
※教室専用の教材は、市販のものに置きかえてご紹介しています。
おうちでの取り組みの参考にしてみてくださいね!
4~5歳さんレッスン④『もじ・ことば』
お話づくり
4枚の絵カードを時系列で並べ替え、どんなお話かを表現する取り組みです。
まず絵カードを1枚ずつ見せ、それぞれどんな状況を表しているかをお話させます。
5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・どうして・どのように)を意識してお話をしていきます。
一人でうまくお話ができない場合は「この子は何してるのかな?」「これは誰?」「ここはどこ?」「季節(時間)はいつ?」等と質問して引き出してあげましょう。
質問で引き出した答えを、最後に一つの文章の形にまとめて聞かせてあげることで、正しい文章の形に慣れさせましょう。
その後、1組の絵カード(4枚)を時間的経過の順に並べさせ、そのとおりにお話をさせます。
それぞれの絵の状況をよく読み取り、前後関係を判断して並べます。
前後関係を判断するポイントが分かっていないようならヒントを与えてあげましょう。
取り組みのねらい
・正しい文章の形に親しむ(主語+述語)
・絵の状況を認知し、因果関係を読み取ることで論理性をやしなう
・5W1Hや登場人物の気持ちを考えてお話を作ることで表現力をやしなう
4~5歳さんレッスン④『かず』
次の数はいくつ?
数の増減の法則(いくつずつ増えている・減っている)を見つけて、次を予測する取組です。
上の段の花びんは、花が1本⇒2本・・・と1本ずつ増え、下の段の花びんは、8本⇒7本・・・と1本ずつ減っていきます。
上の段では、おすしが2個⇒4個・・・と2個ずつ増え、下の段では9個⇒7個と2個ずつ減っていきます。
取り組みのねらい
・数の増減の法則(いくつずつ増えている/減っている)を見つけて次を予測する
4~5歳さんレッスン④『ずけい』
切り紙(2つ折り)
絵が描かれた紙を1回折ってから切ることで、広げた時にできる線対称な図形に親しむ取組。
切る前に「できあがったらどうなるかな?」と声をかけ、イメージしてから切ってみましょう。
なお「はさみ」を使う取組は、手先の器用さをやしない脳を活性化したり、集中力をつける効果もあります。
『ぐんぐん脳が育つ知育ドリル もっとチョキチョキきろう!』を監修している脳科学の篠原菊紀教授いわく、脳の中でいちばん大切な場所であり”頭のよさ”と大きく関係している「前頭前野」が、「切り紙」などの手先を使う作業、特に工作などの目的のある手作業をしているときによく活性化することがわかったそうです。
取り組みのねらい
・手先の器用さをやしない脳を活性化する
・線対称な図形に親しむ
※関連記事:はさみの使い方、子どもへの教え方は?2歳から始めるはさみの練習5つのステップ
「子どもにはさみを使わせるのは何歳から?」という疑問を持たれる方も多いと思いますが、私の教室では2歳児さんクラスから、レッスンではさみを使う取組を入れています。 はさみで上手に切れるようになるためのトレーニングにはステップがあります![…]
もっとチョキチョキきろう! 3・4・5歳 (ぐんぐん脳が育つ知育ドリル)
まとめ
4~5歳さんレッスン④『もじ・ことば』 お話づくり(4枚)
<ねらい>
・正しい文章の形に親しむ(主語+述語)
・因果関係を読み取る(論理性)
・お話を作る(表現力)
4~5歳さんレッスン④『かず』 次の数はいくつ?
<ねらい>
・数の増減の法則を発見し次を予測する
<ねらい>
・手先の器用さをやしない脳を活性化する
・線対称な図形に親しむ