3歳からできる足し算・引き算の基礎~「数の構成」あそび

足し算や引き算の基礎となる『数の構成』とは、ある数がいくつといくつで出来ているか(いくつといくつに分けられるか)ということ。

たとえば5は「1と4」、「2と3」、「5と0」に分けられます。
つまり、5は4と1に分けられる = 4と1で5になる= 「4+1=5」
また、4はあと1あれば5になる = 4は5になるには1足りない = 「5-4=1」
・・・ということです。

教室では年長さんまでに、繰り上がりのある足し算や繰り下がりのある引き算に必要となる「10の構成」を理解し定着させることを目指していきますが、そのスタートは「ある数が、”数と数との組み合わせ”でできていることがわかる」というところから始まります。

数の基礎概念が理解できる(正しく数が数えられて、”ぜんぶでいくつ”がわかる)ようになった3歳児さん位から、「数の分解」(いくつといくつでその数になるかを考える)・「数の合成」(ある数とある数を合わせた数がいくつかを考える)の取組を行い、「3の構成」から始めて「5の構成」までの理解を目指しています。

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3歳からできる「数の構成」あそび

おみせやさんごっこ

3歳児さんクラスで行う「数の構成」の取組の1つ、「おみせやさんごっこ」。
使うのは、1つ~5つくらいまでの絵を描いたカードと、お皿を数枚。
絵は何でもいいです。それぞれの数のカードは何枚かずつ用意します。

子どもはお店の店員さんです。
お店の商品を机に並べます(例:イチゴ1個のカード4枚と、2個のカード1枚、3個のカード1枚)。

お皿を3枚置いて、「パパのお皿、ママのお皿、○○ちゃんのお皿に、イチゴを1個ずつくださーい。」

・・・これは、すぐに出来ますね。

次は、「みんなに2個ずつ、くださーい。」
2個入りのカードは1枚しかありません。
どうしたらいいかな?

・・・そうだ!1個と1個で、2個になるね。

ここまではすんなりいきますが、3個になると難しくなります。

1個を3つで、合わせて3個(1と1と1で3)は分かりますが、2個と1個で、合わせて3個(2と1で3)というのがなかなか難しい。

「1と1と1で3」の場合、カードの数とイチゴの数がどちらも3ですが、「2と1で3」の場合、カードの数が2なのにイチゴの数が3、というのがわかりにくいのです。
イチゴの数に関係なく、カードを3枚選んでしまいます。

こんなふうに、上手に配れるかな?
どれもぜんぶ「3」だけど、

●【3】だけ
●【2】と【1】で3
●【1】と【1】と【1】で3

同じ「3」でもいろんな作り方がある、ということに気づくことが大事です。
「3」が上手に作れるようになったら、4、5・・・と増やしていきましょう。

サイコロを使って「数の構成」を定着させるあそび

「数の構成」について理解ができてきたら(ある数が、”数と数との組み合わせ”でできていることがわかってきたら)、次の段階では、数の構成のパターン(「1と4で5」「2と3で5」など、ある数になる組み合わせ)が感覚的にぱっとわかるよう、ゲームや遊びをとおして定着させていきましょう。

「数の構成」のパターンを定着させるには、『サイコロ』がピッタリです。
以下で、サイコロを使った「数の構成あそび」をご紹介します。

あといくつで7?(7の構成)

サイコロの向かい合う面の目の合計は、かならず7になります。
まずはその点を理解させたうえで、サイコロを振って、出た目の反対側の目の数を答えさせます。
例えば出た目が5なら「5といくつで7?」というように、「7の構成」を考える遊びです。
ゲーム感覚で何度もくりかえしているうちに、ぱっぱっと反射的に答えられるようになってきます。

あといくつで10?(10の構成)

サイコロを振って、出た目の数に対し、あといくつで10になるかを考えます。
こちらも、反射的に答えられるようになるまで何度でもやってみましょう。

なお「10の構成」をインプットするには、『百玉そろばん』を使う方法もあります。>>>繰り上がりのある足し算でつまずかないために・・・「10の構成」

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最後に

足し算や引き算の基礎となるたいせつな概念、『数の構成』。
これが理解できていないと、小学校に入ってからの算数でとまどってしまうことにも。
幼児期のうちから、サイコロやトランプを使ったゲームで楽しく「数の構成」を定着させていきましょう。

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