【今週のレッスン】3~4歳さんクラス④

3~4歳児さんクラスのレッスン内容の一部をご紹介します。

※教室専用の教材は、市販のものに置きかえてご紹介しています。

おうちでの取り組みの参考にしてみてくださいね!

3~4歳さんレッスン④『もじ・ことば』

しりとりカード

絵カードを、しりとりの順に並べかえる取り組み。

しりとりでつながる絵カード10枚程度をバラバラにして子どもに渡し、スタートの絵を指定して、続きをしりとりの順に並べさせます。

しりとりのルールの理解や、もののなまえの語彙を増やすことが目的となります。

りんこ
スタートの絵を指定するので、しりとりのルールがわかれば簡単!

慣れてきたら、スタートの絵を指定しないで、すべてのカードをしりとりの順に並べさせます。

りんこ
スタートの絵がわからないと、とたんに難しくなります。

どれでもいいので好きなカードからつなげていきますが、後ろにつながるカードがなくなってしまった時にどうするか?がポイント。

後ろにつながらなくなったら、前に戻ってつなげたり途中に入れる等、柔軟に考えることができるかどうかが求められます。

前に戻ってつなげるのは”しりとり”ではなく”あたまとり”となり、逆思考の能力が求められます。

取り組みのねらい

ものの名前の語彙をふやす

思考の柔軟性をやしなう


しりとりカード1 (カード教材)


しりとりカード2 (カード教材)

3~4歳さんレッスン④『かず』

〇こずつ配る(一対多対応)

かけ算の考え方は「1当たり量×いくつ分=全体量」

例えば「アメを4人に2個ずつあげるには、全部で何個いりますか?」という場合、

「1当たり量(2個)×いくつ分(4人)=全体量(8個)」

になります。

この、かけ算の考え方の基礎を、実際のものを配る体験をとおして実際に理解していきます。

おはじきと複数のお皿を用意し、「〇人に〇こずつ配るには全部で何こあればいい?」を考えさせましょう。

りんこ
配るのは何人でも良いですが、家族の人数分などにすると興味がわきやすい!

「これはパパのお皿、これはママのお皿・・・」などと全員分のお皿をならべ、「みんなに、おはじきを1個ずつ配るには、おはじきが何個あればいいかな?」と問いかけ、実際に配って確かめてみましょう。

「こんどは、2個ずつ配るには何個あればいいかな?」と、配るおはじきの数を増やしていきましょう。

(一当たりの数)×(いくつ分)=(全体の数)という「かけ算」のしくみを、実際のモノを同じ数ずつ配ることで体感します。

なお、「2個ずつ」の“ずつ”の意味が分からない場合もあります。
その時は、「パパにも2個、ママにも2個、〇〇ちゃんにも2個、っていう意味だよ」と、実際に配ってみせることで理解させましょう。

りんこ
日常生活の中でも、家族みんなに何かを同じ数ずつ配るなどの体験をさせてあげるように意識しましょう。

おはじきなどの具体物を用いてかけ算の基礎を理解できれば、ゆくゆくはペーパーの問題で理解を確認・定着させていきます。

取り組みのねらい

・「〇こずつ配る」体験をとおして一対多対応(かけ算の基礎)を理解する

3~4歳さんレッスン④『ずけい』

上・下から〇ばんめ

位置をあらわす表現の1つとして、「上から〇ばんめ」「下から〇ばんめ」という表現を理解します。

・したから 4ばんめの ウサギの えのついた つみきを あかくぬってください。

・うえから 5ばんめの クマの えのついた つみきを あおくぬってください。

平面図上での「上」「下」の理解ができていますか?

また「〇ばんめ」(順序数)の理解ができていますか?

むずかしいようなら、実際に積み木を5個程度積んで「いちばん上/下はどれ?」「上/下から○番目はどれ?」などと聞いてみましょう。

「いちばん上」「いちばん下」がわかっても「上から〇ばんめ」「下から〇ばんめ」がわからない場合は、「上から1ばんめ、2ばんめ、3ばんめ・・・」などと指し示して見せてあげましょう。

りんこ
具体物でしっかりと理解してから、問題に取り組むようにしましょう。

ゆくゆくは、座標軸上の位置を客観的な表現(「上から2段目の右から3番目」など)で理解できるようにしていきます。

取り組みのねらい

「上から〇ばんめ」「下から〇ばんめ」の位置を理解する

座標軸上の位置を客観的な表現で理解できることを目指す

まとめ

3~4歳さんレッスン④『もじ・ことば』 しりとりカード

<ねらい>
・ものの名前の語彙をふやす
・思考の柔軟性をやしなう

3~4歳さんレッスン④『かず』 〇こずつ配る(一対多対応)

<ねらい>
・一対多対応(かけ算の基礎)を理解する

3~4歳さんレッスン④『ずけい』 上・下から〇ばんめ
<ねらい>
・「上から〇ばんめ」「下から〇ばんめ」の位置を理解する
・座標軸上の位置を客観的な表現で理解できることを目指す