穴のあいたリングを指先でつまんで棒にとおすおもちゃは、指先の巧緻性を高め集中力をやしなってくれるだけでなく、色」や「数」「大きさ」などさまざまな基礎概念を学ぶことができる知育玩具です。
棒にとおす遊びの代表的な知育玩具が『プラステン』ですが、『プラステン』よりも小さい年齢の子ども向けで、教室では1~2歳児さんのレッスンで使用している「棒さし」的おもちゃを2つご紹介します。
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レッスンでも使用している、赤ちゃん~1・2歳児さん向け「棒さし」的おもちゃ2種
ゆらりんタワー(フィッシャープライス)※対象年齢:6ヶ月~
フィッシャープライス社の「ゆらりんタワー」は、色・大きさのちがう5つのリングをタワーに重ねていくおもちゃ。
タワーの底面は平らではなく曲面になっていて、さわるとゆらゆら揺れます。
また、いちばん小さいリングにはビーズが入っていて、振ると音が鳴るようになっています。
ゆらゆら揺れるタワーのうごきや、シャカシャカ鳴るリングの音が赤ちゃんの興味を引きつけて五感を刺激し、脳にたくさんの情報を送って脳を活性化してくれます。
また、タワーにリングを通しながら、色や大きさの違いを自然に認識することができます。
いちばん大きいリングからじゅんばんに通さないと、ぜんぶのリングを通すことができません!
どうやったら、ぜんぶ通せるかな!?
カウンティングスタッカー(Hape)※対象年齢:1歳~
Hape(ハペ)社の「カウンティングスタッカー」は、4本の棒に4色のビーズをさして遊ぶおもちゃ。
台には1~4までの数字が書いてあって、数字と同じ色のビーズをさしていくと、数字とビーズの数が一致するようになっています。
1~4までさし終わったものを見ると、ビーズの高さがだんだん高くなっているのがわかります。
1よりも2、2よりも3が多い、というように、数字と量の関係を自然に認識することに。
子どもは3までの数を本能的に理解できると言われていますが、4以上になると、とたんに理解がむずかしくなります。
レッスンではこのカウンティングスタッカーをはじめさまざまなおもちゃを使って、4以上の数の理解、すなわち「数・量・数字の一致」ができるようになることを目指していきます。
なお、このカウンティングスタッカーのビーズはリング状ではなく、この写真のように穴が小さいので、しっかりと向きを合わせないとうまく棒に通すことができません。
その点、指先の器用さをやしなう遊びとしては『プラステン』よりも難易度が高くなっています。
なお、ビーズをさす台にしっかりと固定されておらずゴムでつながっていて、力を加えると倒れるようになっているので、子どもが踏んだり倒れ掛かったりしても安全です。
最後に
指先の巧緻性や集中力をやしなってくれるだけでなく、「色」や「数」「大きさ」などさまざまな基礎概念を学ぶことができる『棒さし』的おもちゃ。
ぜひ年齢や発達レベルに合うものを選んで、たくさん遊ばせてあげましょう。
なお、『プラステン』を使って数の概念をやしなう遊び方については、こちらの記事でご紹介しています>>>『プラステン』で”かず”の概念をやしなう遊び方5つ
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